2018年5月22日07時41分

FINE ROAD(75)シンガポールの旅シリーズ1 聖アンドリュース大聖堂 西村晴道

コラムニスト : 西村晴道

聖アンドリュース大聖堂  St Andrew’s Cross
St Andrew's Cathedral, Singapore
訪問日 2017年12月1日

今回の視察は、トラスコット先生(元ルーテル学院大学教授、現在シンガポール三一神学校学長)の招きにより実現した。昨年先生が2度にわたり来日され、「戦後日本の教会建築について」の研究調査に協力した際、ぜひシンガポールの教会も案内したいという親切な申し出を受けたので、世界的に注目されている都市シンガポールの教会を見ることができた。

この教会で、三一神学校卒業式が毎年行われるとのこと。先生の教えた学生が教会のスタッフであるため、教会内を丁寧に説明してくださった。おまけに正面の塔に登るというサプライズ。らせん階段を登りきるとカリヨンがあり、最近話題の北朝鮮と米国との首脳会談の候補ホテルの1つ、マリーナベイ・サンズなど高層ビルの建ち並ぶシンガポールの町を見渡すことができた。

■ 動画

FINE ROAD(75)シンガポールの旅シリーズ1 聖アンドリュース大聖堂 西村晴道

■ 聖アンドリュース大聖堂の360度ビュー

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西村晴道

西村晴道

(にしむら・はるみち)

1948年、靜岡県生まれ。一級建築士。法政大学工学部建築学科卒。住友建設株式会社入社・退職し、米ソービック建築設計事務所短期留学を経て、84年に西村建築設計事務所開設。ルーテル学院大学第10回リード賞(キリスト教芸術分野)受賞。日本福音ルーテル教会員。著書に『FINE ROAD―世界のモダンな教会堂をたずねて』。