2018年2月22日19時53分

感謝する習慣 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

人間は、良い習慣を身に付けるのに苦労するのに、なぜか悪い習慣は簡単に身に付いてしまうものです。何事にも感謝をするという習慣はなかなか身に付かないのに、不平・不満を言う習慣を身に付けるのはいともたやすいものです。

しかし、簡単に身に付いてしまう不平・不満を言う習慣は、良いものを生み出すでしょうか。事態を悪化させ、気分を最悪なものに変えてしまいます。自己憐憫(れんびん)に陥り、被害者意識にとらわれてしまいます。「何で私ばっかり・・・」と。

だから、不平・不満を言っていることに気が付いたときには、この悪癖と向かい合い、感謝するスイッチに切り替えたいものです。自らの意思で決定しないといけません。その決定をして感謝をすると、今さっきまで感じていた惨めさと悪循環が好転し始めていることに気付くはずです。

感謝の習慣がプラスをもたらすことと、不平・不満を言う習慣がマイナスをもたらすことを体験したならば、不平・不満の習慣に別れを告げ、感謝の習慣を身に付けることがたやすくなります。

私は、不平・不満を言う習慣に嫌気が差し、感謝の習慣を身に付けたくなり、感謝の習慣を身に付けやすくなりました。私が毎日幸せでいられるのは、何事にも感謝をすることが習慣になったからだと思います。

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」(Ⅰテサロニケ5:16~18)

感謝する習慣は、ただ神の恵みだと思います。この恵みはすべての人に与えられています。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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