2018年1月15日11時27分

聖書が語る約束の癒やし 万代栄嗣

コラムニスト : 万代栄嗣

「あなたがたのうちに苦しんでいる人がいますか。その人は祈りなさい。喜んでいる人がいますか。その人は賛美しなさい。あなたがたのうちに病気の人がいますか。その人は教会の長老たちを招き、主の御名によって、オリーブ油を塗って祈ってもらいなさい。信仰による祈りは、病む人を回復させます。主はその人を立たせてくださいます。また、もしその人が罪を犯していたなら、その罪は赦(ゆる)されます」(ヤコブ5:13~15)

今年のテーマは、「Brush Up! 与えられた信仰を整え直し、働かせよう!」です。「この福音のことばをしっかりと保っていれば、この福音によって救われるのです」(Ⅰコリント15:2)。イエスは、十字架の上で私たちの罪を負って死なれ、死の力を打ち破ってよみがえってくださり、私たちと出会い、私たちの救い主となり、聖霊まで注いでくださいました。その聖書の約束通り、私たちがどのような状況にあっても、家族との関係、仕事、人生設計、健康のことであろうと、生きていく上でこの福音の言葉を用いれば、必ず祝福されます。

だから私たちは、何かもっと良いものを待ち望んだり、修行して頑張るのではなく、イエスからすでに与えられているはずの信仰を働かせましょう。信仰を形作る部品が錆(さ)びたり、曇ったり、ずれていたりしているなら、整え直して Brush Up、磨きをかけてちゃんと動くようにしましょう。

「礼拝」に出て、神に従う生き方をしていますか。時間があればではなく「聖書」を開いていますか。時間を見つけて神の前にひざまづいて「祈って」いますか。神から与えられた初穂を喜んで「献金」として神にお返ししていますか。周りの人々に助けられているのならば、自分も惜しみなく与え「奉仕」しましょう。あなたが持っている信仰の素晴らしさを周りの人々に伝えるために「伝道」しましょう。主にある兄弟姉妹との「交わり」を大切にして「霊的引きこもり状態」にならないよう励まし合いましょう。信仰をブラッシュアップする方法は山ほどあります。小さなことからでもいいからやり始めることです。

私たちの教会は、今も神は生きて働かれ、聖書のお約束通り、イエスの御名によって祈れば、聖霊の豊かな働きにより、癒やされることを信じています。そして、今日のヤコブの手紙は、教会の兄弟姉妹たちに信仰の手引きとして書かれ、「信仰」とは具体的で現実的で、生きて働くものであることを教え、信じて行動しようと励ましています。私たちの信仰も生きて働くものにしましょう。

1. 病の癒やしは聖書の約束

聖書の中には、イエスが病を癒やされる場面が何回も出てきます。私たちが魂の救いを得ると同時に、病が癒やされることによって神の恵みが現実的に現されるのです。イエスも、ご自分が救い主であることを証明するために、病気の人を癒やされたのです。

2. 自分自身で信じて祈ってみよう

形式的に誰かの言葉をなぞって祈るのではなく、たとえ心の中に戦いや迷いや疑いや不安があったとしてもいいし、どんな小さな祈りでもいいので、あなたが信仰を込めて祈れば、癒やされます。

3. 癒やしの祈りが罪の赦しに結びつく

救い主きよめ主である神に向かって、イエスの御名によって癒やしを祈るとき、私たちの心は自然に神と向き合い、罪の影響を受けて悪魔にそそのかされる悪い思いからきよめられ、罪の赦しへと結びつくのです。主は今も生きて働いておられます。今日ここで癒やしを体験しましょう。2018年の日々の生活の中にも神からの勝利を頂きましょう。

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万代栄嗣

万代栄嗣

(まんだい・えいじ)

松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

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