2017年10月24日06時36分

百人一読―偉人と聖書の出会いから―(65)ジョン・クィンシー・アダムズ 篠原元

コラムニスト : 篠原元

百人一読―偉人と聖書の出会いから―(65)ジョン・クィンシー・アダムズ 篠原元
ジョン・クィンシー・アダムズ

アメリカ合衆国第6代大統領であるジョン・クィンシー・アダムズ(1767~1848)。初代副大統領、第2代大統領であるジョン・アダムズの息子でもあります。彼は、外交官としても活躍し、国務長官も歴任しました。その彼の言葉です。

「私は聖書に非常な尊敬を抱いている。子どもたちが聖書を読み始める時期は、早ければ早いほどよい。・・・私はここ何年も、毎年一度聖書を通読することを習慣としている」(『100人の聖書』95ページ参照)

現代は、まさに使い捨ての多い時代ですね。人間関係も使い捨て。利用するだけ利用してそれっきり。男女の関係も、飽きたらそれで終わり。まさに使い捨ての時代です。空き缶のポイ捨てだけでなく(これも大きな問題ですが)、恋人のポイ捨て・・・とんでもないことです。

そして、本も読み捨ての時代ですね。どんな本を買っても大概は1度読んで終わりではないでしょうか。読み終わったら、それっきり本棚や納戸に・・・、もしくは資源ごみの日に。

さて、今度は皆さんに質問させていただきますが、毎年1度は読んで、それを習慣としている本はありますか。アメリカ合衆国第6代大統領アダムズには、そのような本がありました。まさに聖書です。

もう1つ質問させていただきますが、尊敬を抱いている本はありますか。人や歴史上の偉人に尊敬を抱くことがあっても、本に尊敬を抱いている人はほとんどいませんよね。しかし、アダムズは本を尊敬していました。まさに、聖書という書物をです。

もう1つ質問させていただきますが、お子さんたちになるべく早く読ませたい本はありますか。アダムズは、そのような本こそ、聖書であると語っています。こんなにスゴイ本があるでしょうか。アメリカ合衆国大統領を務めた偉大な人物がここまで言ったのです。

① 毎年1度通読し習慣としている。② 非常な尊敬を抱いている。③ 子どもたちが読み始めるのは、早ければ早いほどよい。彼にそこまで言わしめた本は、聖書です。

人にこれほど言わしめる、しかも大統領にまで上り詰めた男に言わしめた、聖書。使い捨て、読み捨ての時代です。でも、大統領まで上り詰めた男が1年に1回は読んだ本です。大統領が捨てなかった本です。

1度だまされたと思って、手に取ってみませんか。アメリカ合衆国第6代大統領が絶賛した書物なのですから!

(聖書購入の際は、新改訳聖書・新共同訳聖書、または、新約聖書のみのタイプならば新和訳・新約聖書翻訳委員会訳の聖書をおすすめします)

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篠原元

篠原元

(しのはら・げん)

1991年7月、東京都生まれ。プロテスタント・炎リバイバル教会伝道師。VIPクラブ、キリスト教各団体、ホテルなどにて講演、テレビ番組「ライフ・ライン」などに出演。社会福祉活動団体「100人の聖書基金」の、学校・児童養護施設・病院などへの書籍寄贈活動に著者として携わっている。著書に『100人の聖書』。2021年より NOVEL DAYS、エブリスタ等にて連載小説配信。

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