2017年10月17日06時06分

百人一読―偉人と聖書の出会いから―(64)ウッドロー・ウィルソン 篠原元

コラムニスト : 篠原元

百人一読―偉人と聖書の出会いから―(64)ウッドロー・ウィルソン 篠原元
ウッドロー・ウィルソン(写真:Harris & Ewing)

最近、ある男子大学生(明治大学の学生でない)に言われました。「(篠原元は)・・・明治大学びいきですね。いつも明治大学のことばかり話しますよね」(私は、明大生・明大校友ではありません)

また最近、ある専門学生が以下のようなことを言っていました。彼も私も昔は野球少年でした。ちなみに、私は小学生の頃、少年野球チームにも入っていましたし、日々野球、野球でした。同じ野球少年だった彼は、久しぶりに会った私に言いました。「最近は、おっさんのように、(野球を)観るほう専門です」

今日取り上げるのは、アメリカ合衆国第28代大統領であるウッドロー・ウィルソン(1856~1924)です。プリンストン大学総長、ニュージャージー州知事を務め、大統領まで上り詰めた人物であり、国際連盟の創設に尽力した功績によってノーベル平和賞を受賞した人でもあります。

(※「百人一読」で取り上げる人物の順番が『100人の聖書』とずれています。今月以降も米国大統領にフォーカスを当てますが、同書での人物の登場順に合わせないところが出てきます。これは、ある理由により、あえて同書での登場順を無視してコラムを構成していることによります。順序が大幅にずれても同書に登場するすべての人物を「百人一読」で取り上げますのでご安心ください)

今日、もう1人ご紹介したい人物がいます。この人は、今も生きています。ウッドロー・ウィルソンは米国人、この人は日本人です。何者かというと「女子大生」です。

冒頭で、ある男子大学生の言葉もご紹介しましたが、その言葉は置いておいて、今日も「明治大学」がらみの話になりますのでご了承ください。また、ある専門学生の言葉もご紹介しましたが、同じく私も今は(野球は)観るほう専門です。

何回か、このコラムでも書かせていただいていますが、野球観戦のために、神宮に行きます。今年は、東京六大学野球を何試合か観戦しました。どのチームを応援しているかはご想像にお任せします。野球観戦に行くと、各大学の応援団員やチアリーダー、吹奏楽部員たちがすごいです。「君たち、グランドの選手たちより動いているかもね」と言えるほど、休みなく応援しています。

特に、明大のバトン・チアリーディング部の皆さんがスゴイ・・・。「ここまでやるの!?」というか、とにかく、「応援!」っていう気持ちが伝わってきます。(個人的には、慶大のチアリーディング部の皆さんぐらいに抑えた方がいいと思いますが)

とにかく、応援指導班、そしてバトン・チアリーディング部、吹奏楽部のメンバーが一丸となって、応援しに来たOBやOG、そして学生たちを導くわけですね。応援をガイドするわけです。彼らの活躍あっての応援になります。彼らがいなければ終始シーンとした試合になると思います。

今日、ご紹介するもう1人は、明治大学の新宅杏子さん(政治経済学部4年)です。明大応援団の第96代団長であり、名前からお分かりと思いますが、女性(女子大生)です。

新宅団長は、東京六大学史上初の女性団長なのです。女性団長である彼女が、明大応援団(吹奏楽部、バトン・チアリーディング部、応援指導班)を引っ張ています。もちろん、衣装を着たチアリーダーの女の子たちだけでなく、どこからどう見ても応援団の学ランの男たちをも引っ張っていくわけですね。新宅団長は、本年度のスローガンを「改革」と発表したそうですが、まさに改革的な団長です。

他の応援団長がしないだろう、またできないだろうということをやっています。非常に頑張り、努力している団長です。私は、自分の中では「消える団長」と呼んでいます。(新宅団長と関係ありませんが、女応援団長が活躍する映画「フレフレ少女」があります。2008年公開で新垣結衣さんが主演。ご興味ある方はDVDレンタルして見てください)

やっと本題に入ります。野球の応援には、応援団のガイドが必要です。同じく、私たちの人生にもガイドが必要ではないのでしょうか。

今日、取り上げている米国第28代大統領ウッドロー・ウィルソンはこう語っています。「聖書は、まさしく平和と救いへと導くただひとつの人生のガイドである」(『100人の聖書』106ページ参照)

応援団長以下、応援団メンバーがいてガイドしてくれないと応援が盛り上がらないし、そもそも応援しに来た人が1つになって応援できません。同じように、私たちの人生にも、人生を正しい方向へ導き、成功させるためのガイドが必要なのではないでしょうか。

運転中に道が分からなくなったら、ガイドしてくれる案内人か、カーナビが必要不可欠です。これらがないと、行ったり来たりの繰り返しになるかもしれません。

ガイドがいれば安全ですし、間違えもありません。ガイドしてくれる人がいなくて、正しい方向性が分からないから、無駄に時間を浪費したり、危険な方向に足を向けてしまいます。

皆さんの人生のためのガイドを紹介します。これは、皆さんを平和、安全、そしてありとあらゆる良いものへ導くガイドです。何(誰)でしょうか。最新のカーナビでしょうか? 明大応援団の新宅団長でしょうか? 篠原元という男でしょうか? 違います。1冊の本、聖書です。

ウッドロー・ウィルソンが言うのです。米国の1つの大学の総長を務め、1つの州の知事も務め、米国という1つの国のトップにまで上り詰めた男が、「・・・人生のガイド=聖書」と言い放ったのです!

あなたの人生をガイドしてくれるというのです、聖書が。平和、安全、完全なる良い方向へと。だまされたと思って、人生のガイドとして聖書を購入し、手元に置きませんか? 米国の大統領までになった人物の言葉になら、お金をかけてでも試してみる価値はあるはずです。

今日の一言です。「あなたの人生をガイドします。Bible が・・・」。この言葉の根拠は、アメリカ合衆国第28代大統領を務めたウッドロー・ウィルソンの遺した言葉!

大統領の言葉に賭けて、聖書をあなたの人生のガイドとして選びましょう! 採用しましょう! 聖書に、ガイドしてもらいましょう!

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【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書』

『100人の聖書』

本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
――峯野龍弘牧師(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会)

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篠原元

篠原元

(しのはら・げん)

1991年7月、東京都生まれ。プロテスタント・炎リバイバル教会伝道師。VIPクラブ、キリスト教各団体、ホテルなどにて講演、テレビ番組「ライフ・ライン」などに出演。社会福祉活動団体「100人の聖書基金」の、学校・児童養護施設・病院などへの書籍寄贈活動に著者として携わっている。著書に『100人の聖書』。2021年より NOVEL DAYS、エブリスタ等にて連載小説配信。

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