2017年6月26日07時29分

クリスチャンのライフスタイルを目指して 万代栄嗣

コラムニスト : 万代栄嗣

「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ、知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい」(コロサイ人への手紙3章16節)

兄弟姉妹、今の時代はさまざまな問題、罪や悪の問題が私たちに迫って来ていると言っても過言ではありません。しかし私たちは、本当にいのちの溢れる生活を持ちたいのです。本当のクリスチャンであるためには、日曜日に礼拝に来るだけの律法主義的な信仰ではなく、生活様式がクリスチャンとして変えられることです。

さまざまな状況の中でも、毎日の生活の中にクリスチャンらしいライフスタイルが定着しますように。これからの1週間もあらゆる状況の中でイエスの恵みを期待する私たち一人一人でありたいと思います。

今日の聖書箇所から、クリスチャンとしてのライフスタイルを確立するための4つの鍵を確認したいと思います。

1. 神の御言葉によって生きる

毎日の歩みを神の御言葉に立って生きる者となりましょう! 「キリストのことばを豊かに住まわせなさい」と聖書は語っています。クリスチャンの私たちは神の御言葉を土台としましょう。

ダビデは「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です」(詩篇119:105)と語りました。何があっても揺るがない、変わらない神の御言葉があなたの心の土台の核としてしっかりと据えられていますように。そのためにもこの1週間、あらゆる場面で聖書を開いて御言葉を心に刻みつけましょう!

2. 神から知恵を頂く

神の御心がどんなに素晴らしいか、それは神が創造主だからです。創造主しか分からない知恵があるのは当然の摂理です。人の知恵ではなく、神からの知恵を頂きましょう。旧約に登場するソロモンは神に知恵を求め、それが神の御心にかない彼は偉大な王になりました。私たちも神に知恵を求め、それを互いに分かち合い、教え合っていきましょう。

3. 戒めを受け入れる

今の世の中は自分の思いを全部受け入れてほしいと思う人々が増え、その結果、世の中の仕組みも随分わがままになったのではないかと感じます。でも神は私たちに対し「戒め」ということをはっきりと語ってくださいます。

例えばヘブル12:7では「訓練と思って耐え忍びなさい。神はあなたがたを子として扱っておられるのです」と記されています。今の世の中は過保護になり、子どもを叱らない傾向にあります。けれど神は、子どもである私たちをしつけ、戒め、時には懲らしめてくださるのです。

自分の考えを認めてもらうことより、神に叱ってもらい、成長することを求めましょう。神が私たちを子として愛してくださり、本気で戒めてくださることを感謝しようではありませんか。

4. 神を賛美、感謝する

ダビデは詩篇34:1で「私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつも、主への賛美がある」と語っています。兄弟姉妹、あなたの毎日の生活の中で、あらゆる時に賛美、感謝の声が上げられていますように!

あらゆる時に主をほめたたえる者でありたいと思います。そのためには、あなたに与えられている恵みを数え、それを証しし合い、笑顔と喜びを忘れないようにしましょう!

4つの鍵を実践し、この1週間を通してクリスチャンの生きざまを自分のものとして定着しましょう。

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万代栄嗣

万代栄嗣

(まんだい・えいじ)

松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

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