2016年12月16日12時42分

ちいさな絵本や日記とにゃんずたち(29)『園長のクリスマス』 高津恵子

コラムニスト : 高津恵子

信州からこんにちは!小さい絵本屋ノエルです。

以前勤めていた保育園の園長のクリスマスの話

園児職員全員を集め、これから行うクリスマス会のお話を園長は始めました。

「みんな知っているか? クリスマスはイギリスの神様で煙突から入ってきて・・・」。サンタとごちゃ混ぜの話を真剣に聞いている園児たち・・・そこでは大人の代表である園長のお話はとても説得力を発揮します。

クリスチャンである私は、これが現実でどこにでもある話だと、やるせない気持ち通り越して、憤りを感じてしまいました。本当のことを幼い純真な子どもたちにどうやって教えていけばよいのでしょう。まず、周りの大人たちが正しい真理を知ることから始めなくてはならないと切に思いました。

園長は「私はキリスト教は嫌いだ」と、はっきり言い、年の初めには和尚さんを講壇に招きます。それでも、保育園の行事にはクリスマス会を取り入れる矛盾に??園長に真の神の恵みと祝福あれ!

これは、日本の教育の現場のみならず、現代社会のあちらこちらでも見受けられます。ミッションスクールの中では堂々とキリスト教精神を教えることができることをうらやましく思いましたが、ここが私の遣わされた場所だと思い、それからは、小さい働きではありますが、接した親御さんとの交流が始まりました。

神の教えを柔軟に表すことができて、一緒に導かれ、歩むことがことができたら、どこの場所でもどこの場面でも可能だと奥底に感じながら勤めていました。

木枯らし吹く冷たい冬の時期になると思い出します。

さて、冬になると、サンタをはじめ、クリスマス関連の絵本はたーくさん出版されています。その中から、本当のクリスマスを教えてくれるキリスト教出版社の絵本をご紹介いたします。

ちいさな絵本や日記とにゃんずたち(29)『園長のクリスマス』 高津恵子

『だいすき!クリスマスのおはなし―まどがひらくワクワクえほん』(いのちのことば社)

ちいさな絵本や日記とにゃんずたち(29)『園長のクリスマス』 高津恵子

『クリスマスをさがしに』(いのちのことば社)

ちいさな絵本や日記とにゃんずたち(29)『園長のクリスマス』 高津恵子

『クリスマスのあかちゃん』(いのちのことば社)

やわらかい色調の美しい絵を見ながら、クリスマスのお話を楽しみましょう。

巻頭にアドベントカレンダーがあります。24の窓を1日に1つずつ開くと、わくわくしてクリスマスを待つことができます。巻末の家畜小屋のポップアップは、クリスマスの装飾にぴったりです。

ちいさな絵本や日記とにゃんずたち(29)『園長のクリスマス』 高津恵子

『ちいさなまちのクリスマス』(いのちのことば社)

これらの他にもまだまだイエス様ご聖誕の絵本はたくさんあります、キリスト書店に足を運んでくださいね。

ワインとプレゼントを抱えてこれからクリスマスパーティーに行く乙女をイメージして制作してみました!

ちいさな絵本や日記とにゃんずたち(29)『園長のクリスマス』 高津恵子
ちいさな絵本や日記とにゃんずたち(29)『園長のクリスマス』 高津恵子

はる・なつ・あき with ちぃママ

1年間お付き合いくださいまして、ありがとうございました。
新しい年もよろしくお願いします。・・・ By Noel

GOD BLESS YOU !

<<前回へ     次回へ>>

◇

高津恵子

高津恵子

(たかつ・けいこ)

上田女子短期大学卒業、2007年JTJ宣教神学校神学部卒業。実家のホテルで20年勤務した後、保育園勤務。佐久市社会福祉協議会ボランティアスタッフ。「ブレッシング・ホームチャーチ」メンバー。10年から絵本屋「ノエル(NOEL)」を始める。1999年受洗。著書に、最新刊「心に寄り添うおとなの絵本(小さな絵本屋さんが綴った12のメッセージ)」がある。

ご注文は、全国のキリスト教書店、 Amazon、または、イーグレープのホームページにて。

■ 「ノエル」のブログ
■ 【高津恵子著書】(Amazon)
■ 【高津恵子著書】(イーグレープ)