2016年10月26日22時13分

僧侶の神戸寛亮容疑者を逮捕、援助交際の女子高生に偽札渡す

援助交際をした女子高生に、見返りとして偽札を渡したとして、僧侶の神戸寛亮(かんべ・ひろあき)容疑者(28)=岐阜県大垣市深池町=が26日、通貨偽造・同行使の容疑で逮捕された。共同通信などが伝えた。

同通信によると、神戸容疑者は大垣市の寺で1万円札を偽造し、今年3月29日、岐阜市内のホテルで援助交際をした女子高生の少女=当時(17)=に、対価として偽造した1万円札を渡した疑いが持たれている。少女が名古屋市内の薬局で支払いをした際、店員から指摘されて偽札だと分かったという。少女は少なくとも偽札2枚を受け取っていた。

産経新聞によると、少女が持っていたものとは別に、同じ番号の偽の1万円札が、愛知、岐阜の両県で計3枚見つかっており、警察が関連を調べている。

朝日新聞によると、神戸容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている。神戸容疑者は寺にあった家庭用プリンターを使って、白紙に1万円札の両面をコピーして偽札を作成していたという。一方、女子高生は神戸容疑者に接した際、年齢を偽って伝えていた。

CBCテレビによると、神戸容疑者が住職を務めていたのは大垣市の源龍寺。葬儀関連サイトなどによると、源龍寺は真宗大谷派の寺。