
山梨県立甲府城西高校=2010年(写真:さかおり)
山梨県の県立甲府城西高校(甲府市)の50代男性教諭が、3年生の男子生徒を平手打ちした上で、バリカンで丸刈りにする体罰を行っていたことが明らかになった。朝日新聞などが26日、山梨県教育委員会の発表として伝えた。
同紙によると、男性教諭は24日午前10時半ごろ、側頭部を刈り上げた髪型で登校してきた3年生の男子生徒に対し、約10回平手打ちをした上で、バリカンで丸刈りにする体罰を加えたという。さらに、同日昼には、男性生徒と同じ運動部に所属していた別の男子生徒3人(いずれも3年生)についても、連帯責任だとして、バリカンを使って互いに丸刈りにさせたという。
男性教諭はこの運動部の顧問を務めており、体罰を受けた男子生徒4人は今夏まで部に所属していたという。運動部の顧問である別の50代男性教諭も同席していたが、産経新聞によると、体罰を止めることはなかったという。
朝日新聞によると、甲府城西高校は26日、全校集会を開き、他にも体罰がなかったかを調べている。甲府城西高校はホームページで、28日に臨時の保護者会を開催すると告知している。