2016年10月25日20時11分

桜井誠・在特会前会長を脅迫した疑い ツイッターに投稿の高校生ら5人書類送検

「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠(本名・高田誠)前会長をインターネット上で脅すなどしたとして、高校生ら計5人が書類送検されていたという。共同通信が25日、捜査関係者への取材で分かったと伝えた。

同通信によると、東京都知事選の選挙期間中だった7月中旬、桜井氏を名指しして、「殺す」「当選させたくありません」などとツイッターに投稿していたという。桜井氏は、東京都知事選に出馬したが落選している。

容疑は、脅迫と公選法違反(自由妨害)。5人は「面白くて書き込んだ」といった趣旨の供述をしているという。サンケイスポーツ紙によると、5人はいずれも容疑を認めており、互いに面識はない。桜井氏が警視庁に被害届けを出していた。

一方、産経新聞によると、桜井氏は、ツイッター上などで人種差別をあおるヘイトスピーチ(増悪表現)をして、在日朝鮮人の女性に対して人種差別を行ったとして、大阪地裁から先月末、在特会と連帯して77万円を被害女性に支払うよう命じられている。