2016年10月20日18時13分

横浜市立中学の女子バレー部顧問・田井哲彦教諭を懲戒免職 体罰や暴言、セクハラも

横浜市の市立中学校の女子バレーボール部で顧問を務めていた田井哲彦(たい・てつひこ)教諭(49)が20日、女子バレーボール部に所属する女子生徒14人に対し、体罰や暴言、セクハラを行ったとして懲戒免職処分を受けた。日本テレビなどが伝えた。

日本テレビによると、田井教諭は2014年8月ごろ〜16年2月ごろ、顧問を務めていた女子バレーボール部の生徒14人に対し、体罰や暴言、セクハラを繰り返していたという。

毎日新聞によると、11人に対し顔にボールをぶつけるなどの体罰を行い、9人に対し「部活をやめろ」などと暴言を吐き、6人に対して胸を触るなどのセクハラ行為をしていた。被害を受けた生徒の延べ人数は26人で、体罰、暴言、セクハラを重複して受けた生徒がいたとみられる。日本テレビによると、頭をつかんで引き倒す体罰や、容姿に関する暴言もあった。

同紙によると、保護者が15年11月、相談するメールを匿名で送ったことで発覚。一方、田井教諭は別の中学に勤めていた12年度にも同様の行為があり、口頭注意を受けていたという。

日本テレビによると、田井教諭は横浜市に対し「チームを強くしたかった」などと話し、生徒への謝罪はなかったという。