2016年10月17日17時24分

暁星高校で傷害事件 1年生教室で口論、ナイフ切り付け 3人けが

暁星高校で傷害事件 1年生教室で口論、ナイフ切り付け 3人けが
暁星(ぎょうせい)中学・高校(東京都千代田区富士見町)の校舎=2009年(写真:かわはぎ)

私立暁星(ぎょうせい)中学・高校(東京都千代田区富士見町)で17日正午ごろ、高校1年生の男性生徒が口論となった同級生と、止めに入った別の生徒(いずれも16)、男性教諭(49)の計3人をナイフで切り付ける事件があった。警察は男子生徒を傷害容疑で現行犯逮捕。切り付けられた3人はいずれも命に別状はなく軽傷だという。毎日新聞などが伝えた。

同紙によると、事件があったのは暁星中学・高校の校舎3階の教室。当時は自習中だったが、逮捕された男子生徒が、刃渡り約10センチの折りたたみナイフを取り出し、口論となった男子生徒を切り付けたという。日本テレビによると、口論となっていた男子生徒は右肩を切られ、止めに入った別の男子生徒は肩、男性教諭は指を切られた。

暁星中学・高校を運営する暁星学園の和田信之事務長が日本テレビに語ったところによると、事件があったのは午後0時10分ごろで4時間目だった。生徒間で以前からトラブルがあったのかについては、「現在のところは聞いていませんが、それも含めて現在確認しているところです」と話している。また、同紙の取材に対しては、「教育機関としてあるまじきこと。事実関係の確認を急ぎ、原因究明と再発防止に努める」と話している。

暁星中学校・高等学校は、カトリックの修道会「マリア会」を設立母体とするカトリック系の学校。幼稚園から高校までを有し、幼小中高一貫教育を行なっている。