2016年9月27日07時20分

百人一読―偉人と聖書の出会いから(9)チャールズ・ディケンズ 篠原元

コラムニスト : 篠原元

百人一読―偉人と聖書の出会いから(9)チャールズ・ディケンズ 篠原元
チャールズ・ディケンズ(1812~70)

チャールズ・ディケンズ

皆さんにとって、最高の本って、どの本でしょうか? 私の部屋にも本がいっぱいあります。棚には本が平積み、棚差しなどありとあらゆる状態(最近、整理ができていないので、棚差しではありません[笑])になっています。

おそらく、皆さんの家にも、本がいっぱいあるのではないでしょうか? その中で、「あなたにとって一番大切な本は、どの本ですか?」と質問されたら、どの本を皆さんは手に取るのでしょうか?

『クリスマス・キャロル』や『二都物語』など、映画化されるほど今なお世界中で読まれている作品を生み出したチャールズ・ディケンズ(1812~70)。彼にとって一番大切な本、それは聖書でした。

最愛の息子に宛てて書いた手紙の中で、彼はこのように書いています。「新約聖書は最高の本だ。これほどの本はこれまでも、そして将来も知られることはないだろう」(『100人の聖書』27ページ参照)

現代を生きる私たちの周りには、本がいっぱいあります。ありとあらゆる本がいっぱいの時代ですね。美容に関する本があり、健康に関する本があり、心理学に関する本があり、成功するための本があります。そして、くだらない下品な本や、マンガ、雑誌もあります。

その中で、皆さんにとって「最高の本、一番大切な本」は、今何でしょうか? 「最高の本、一番大切な本」が何であるかで、私たちの人格、そして何よりも、生き様が分かるのではないでしょうか。

下品ないやらしい本を毎日読んでいる人は、そのような行い、人生になっています。オカルトやホラーなどの本を読んでいると、そのような現象を体験し、そのような暗い人生になってしまいます。

私たちにとって「最高の本、一番大切な本」が聖書になっていること、まさにディケンズと同じで、「聖書こそ最高の本だ!」と言える状態こそ、最高の状態ではないでしょうか。

今日から、「最高の本、一番大切な本」として、聖書を開いていきたいですね。

今日が、くだらない本や悪い本を捨てる断捨離の良きチャンスとなりますように…。

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篠原元

篠原元

(しのはら・げん)

1991年7月、東京都生まれ。プロテスタント・炎リバイバル教会伝道師。VIPクラブ、キリスト教各団体、ホテルなどにて講演、テレビ番組「ライフ・ライン」などに出演。社会福祉活動団体「100人の聖書基金」の、学校・児童養護施設・病院などへの書籍寄贈活動に著者として携わっている。著書に『100人の聖書』。2021年より NOVEL DAYS、エブリスタ等にて連載小説配信。

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