2016年8月21日07時01分

なにゆえキリストの道なのか(54)神が考えていることはどうやったら知ることができるか 正木弥

コラムニスト : 正木弥

神が考えていること(内容)はどうやったら知ることができるか。

神が考えていることは、聖書に表されていますから、聖書を読めば分かります。神は人間にそれを知ってほしいと考え、聖書を用意してくださったのです。その聖書を読めば、至る所で、神のお気持ちを察することができるのです。人は、聖書をよく読んで、神が考えておられることを察する必要があります。

例えば、「しかしアブラハムは言った。『彼ら(この世の人)には、モーセと預言者があります。その言うことを聞くべきです。』彼は言った。『いいえ、父アブラハム。もし、だれかが死んだ者の中から彼らのところに行ってやったら、彼らは悔い改めるに違いありません。』アブラハムは彼に言った。『もしモーセと預言者との教えに耳を傾けないのなら、たといだれかが死人の中から生き返っても、彼らは聞き入れはしない』」(ルカ16:29~31)

「モーセと預言者」とは、本来は旧約聖書を意味しますが、ここではもっと広く聖書全体を指しています。

奇蹟や不思議、体験は神の力、神的由来などを示しますが、時には悪魔もそれをすることがありますから、完全ではありません。神の言葉で説明された奇蹟や不思議、証言などでなければなりません。聖書こそ正確に神のお考えを示すものです。それを読んで知るべきです。

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正木弥

正木弥

(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)
『創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から』
『なにゆえキリストの道なのか』

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ