2016年7月12日11時42分

バチカン聖職者らによる機密情報漏えい事件、暴露本出版の記者に無罪

【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)の聖職者らによる機密情報漏えい事件で、バチカンの裁判所は7日、内部資料に基づきバチカンに関する暴露本を出版したイタリア人ジャーナリスト2人に対し、バチカンは表現と報道の自由を保障しており、同裁判所に「記者を裁く権限がない」として無罪を言い渡した。聖職者ら2人は有罪とした。

今回の事件はジャーナリストの刑事責任が問われたことで、言論の自由に対するバチカンの司法判断が注目されていた。