ある夫婦（ヨーロッパ）
ある１組の夫婦がなにもかもうまくいかなくて、２人で死のうという約束をしました。が、死ぬ前に、ひょっとして東洋の宗教に救いがあるのではないかと最後の望みをかけて、インドに旅行することにしました。２人はロンドンからインドに向かうことにしたのですが、途中１カ所、別の町に寄ってから行くことにしました。ところが、チケットが航空会社の何らかの手違いで、２人は３００キロ離れた別々の町に泊まることになってしまいました。仕方なく、２人は別々のホテルに１晩のチェックインをしました。
夫の方は、テレビもおもしろい番組がなかったものですから、退屈して、ベッドの横のナイトスタンドに載っていた茶色い表紙の聖書を見つけ、それを取り上げました。そして、その聖書を読み進んでいきました。午前３時半まで読み続け、ついに彼はベッドの横にひざまずいて祈りました。「神様、あなたが本物の神様でしたら、私にはあなたが必要です」。そう祈って、キリストを救い主として受け入れました。
次の日、２人はそれぞれ空港に着き、うれしさで抱き合いました。しかし、夫が自分の身に起こったことを伝える前に、妻の方がその喜びを伝えました。「夕べ、ホテルで聖書を読んで、キリストを受け入れたのよ」と。神様の働きはなんと不思議ではありませんか。この２人は、今ではノルウェーの教会で牧師夫妻となって神様に仕えています。
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