2016年6月14日14時54分

まことの喜び(15)全てに恵まれる人生が与える喜び イ・ヨンフン

コラムニスト : 李永勲

全てに恵まれる人生が与える喜び

イエス様を信じ、神様の子どもとして一生を送りながら最も重要なのは、どのような状況においても全てに恵まれる秘訣を学ぶことです。では、キリスト者が全てに恵まれる秘訣とは何でしょうか。

コロサイ人への手紙1章10節には、「また、主にかなった步みをして、あらゆる点で主に喜ばれ、あらゆる善行のうちに実を結び」とあります。ですからキリスト者が全てに恵まれることは、全てのことにおいて神様に従い、神様を喜ばせるところから始まります。

神様は、私たちの人生が全てに恵まれることを望んでおられる方です。そうなるためには、まず私たちが神様に認められる人生を歩まなければなりません。あらゆる点で神様に認められ、神様を喜ばせる人生を生きなければなりません。神様に認められる者となるとき、神様は私たちの一生を導かれ、祝福してくださいます。

私たちが知っている通り、信仰の祖先アブラハムは全てに恵まれる人生を生きた人でした。彼が全てに恵まれることができたのは、神様の御旨に従う信仰があったからです。また、神様の御旨に従うことを人生の目的としていたからです。

ここから私たちは、人生の目的が何であるかを悟ります。まさに、神様に従うことなのです。神様の御旨を喜び、昼夜問わずその御旨に従うことを決心した人こそが、神様の子どもなのです。私たちが神様の御旨に従うことを人生の目的とするときに初めて、まことの子どもとなることができます。

しかし、私たちの現実を眺めてみると、毎瞬間神様の御旨を知り、神様を喜ぶ人生を歩むのは簡単ではないというのが事実です。しかし、アブラハムはどのように神様の御旨を、喜びをもって受け入れ、従いながら生きていくことができたかを見て、私たちもアブラハムのように実践するなら、神様が喜ばれる人生を生きることができることでしょう。

(イ・ヨンフン著『まことの喜び』より)

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李永勲(イ・ヨンフン)著『まことの喜び』 2015年5月23日発行 定価1500円+税

李永勲(イ・ヨンフン)著『まことの喜び』

苦難の中でも喜べ 思い煩いはこの世に属することである

イエス様は十字架を背負っていくその瞬間も喜んでおられました。肉が裂ける苦しみと死を前にしても、淡々とそれを受け入れ、後悔されませんでした。私たちをあまりにも愛しておられたからです。喜びの霊性とは、そんなイエス様に従っていくことです。イエス様だけで喜び、イエス様だけで満足することを知る霊性です。神様はイエス様のことを指し、神の御旨に従う息子という意味を込めて「これは、わたしの愛する子」(マタイ3:17)と呼びました。すなわち、ただ主お一人だけで喜ぶ人生の姿勢こそが、神の民がこの世で勝利できる秘訣だということです。

(イ・ヨンフン著『まことの喜び』プロローグより)

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李永勲

李永勲

(イ・ヨンフン)

4代続くキリスト教家庭に生まれ、幼い頃から主日学校に通いながらヨイド純福音教会と深い関わりを持ってきた。延世大学、韓世大学、連合神学大学院卒業。米ウェストミンスター神学大学院修士課程を修了した後、米テンプル大学で宗教哲学修士と宗教哲学博士(Ph.D)取得。米国のワシントン純福音第一教会、日本のフルゴスペル東京教会、米国のLAナソン純福音教会の担任を務め、国際神学研究院院長、韓世大学教授、米ベテスダ大学総長、ヨイド純福音教会教務担当副牧師などを歴任。対外的には、韓国キリスト教教会協議会(NCCK)会長、韓国基督教総連合会(CCK)代表会長などを歴任した。現在、ヨイド純福音教会の2代目担任牧師として、チョー・ヨンギ牧師の牧会と霊性を継承・発展させながら、ペンテコステ聖霊運動と御言葉充満の調和、仕えることと分かち合うことの実践、世界宣教および教会連合運動などに力を注いでいる。著書に『The Holy Spirit Movement in Korea』『霊的成長の道』『小さきイエスの霊性1・2』『感謝の奇蹟』『信仰の奇蹟』(以上、全て韓国語版)、韓英対訳『十字架の恵み』など多数。訳書に『ペンサコーラ、奇蹟の現場―ブラウンズビル教会』『世界ペンテコステ・ホーリネス運動の歴史』など。