3年前に賞味期限が切れたマーガリンを愛知県清須市のスーパーの商品棚に置いたとして、無職・岸津弥子容疑者(69)=清須市西枇杷島町南六軒=が7日、偽計業務妨害容疑で逮捕された。岸津容疑者は容疑を認めているという。共同通信などが伝えた。
同通信によると、岸津容疑者は5月23日、清須市西枇杷島町のスーパーの商品棚に、約3年前の2013年7月28日に賞味期限が切れたマーガリン4箱を置き、スーパーの業務を妨害した疑いが持たれている。
朝日新聞によると、賞味期限切れのマーガリンが見つかったスーパーは、「コンツネ二ツ杁(ふたついり)店」で、約3年前に賞味期限が切れたマーガリン6箱のほか、約8年前に賞味期限が切れた小麦粉5袋が、5月27日に見つかっていたという。岸津容疑者は、コンツネ二ツ杁店の近所に住んでいた。一方、コンツネ二ツ杁店は同31日に閉店しているという。
同紙によると、コンツネ二ツ杁店に置かれていた賞味期限切れの食品のうち、マーガリン2箱と小麦粉1袋が客に販売された可能性があり、マーガリン2箱については既に回収されている。
この他、名古屋市西区にあるスーパー2店では、それぞれ同28日、29日に8〜9年前に賞味期限が切れた小麦粉1袋ずつが見つかっており、警察が関連を調べている。