2016年5月14日07時01分

神様からのメッセージ(35)聖書を読んで人生が変わった人たち―チ・オアング 浜島敏

コラムニスト : 浜島敏

チ・オアング(台湾)

第二次世界大戦の時、日本は台湾を占領していました。そして、台湾の人たちに日本の宗教を押しつけ、キリスト教を禁止しようとしました。

タイアル族のチ・オアングは、クリスチャンでしたので、日本軍の憲兵(警察)に目をつけられていましたが、見つからないように夜になるとみんなにイエス様のお話を伝えていました。新しくイエス様を信じた人たちは、捕まったり、牢屋に入れられたり、中には殺されたりした人もいましたが、神様の言葉は伝えられ、神様を信じる人が増えていきました。

やがて、戦争が終わり、自由になると、そこには4千人ものクリスチャンがいることが分かりました。

<<前回へ     次回へ>>

◇

浜島敏

浜島敏

(はまじま・びん)

1937年、愛知県に生まれる。明治学院大学、同大学院修了。1968年4月、四国学院大学赴任。2004年3月同大学定年退職。現在、四国学院大学名誉教授。専攻は英語学、聖書翻訳研究。1974、5年には、英国内外聖書協会、大英図書館など、1995、6年にはロンドン大学、ヘブライ大学などにおいて資料収集と研究。2006年、日本聖書協会より、聖書事業功労者受賞。2014年7~9月、ロンドン日本語教会短期奉仕。神学博士。なお、聖書収集家として(現在約800点所蔵)、過去数回にわたり聖書展示会を行う。国際ギデオン協会会員。日本景教研究会会員。聖書の歴史、聖書翻訳に関する著書・翻訳書、論文多数。

■ 【浜島敏著書】(Amazon)
■ 【浜島敏著書】(イーグレープ)