
奈良市役所(写真:Degueulasse)
ごみ処理場「奈良市環境清美センター」の八木橋政人主任(53)ら、同センターの職員3人と、奈良市の外郭団体「奈良市清美公社」の社員1人の計4人が、回収したごみを盗んだとして、窃盗容疑で逮捕された。八木橋容疑者らは盗んだごみを売却していた可能性があるという。産経新聞などが伝えた。
同紙によると、逮捕されたのは、奈良市環境清美センターの職員である八木橋容疑者、中尾好伸容疑者(52)、奥川成敏容疑者(57)の3人と、奈良市清美公社の八木橋一斗容疑者(31)の計4人。NHKによると、一斗容疑者は八木橋容疑者の息子だという。
八木橋容疑者らは今年2月13日午前10時前、ごみとして回収し奈良市が売却予定だった自転車51台と空き缶約860キロ分(時価計11万円相当)を盗んだ疑いが持たれている。警察は、4人が以前から回収ごみを盗んでいた疑いがあるとみて、余罪を調べている。
NHKによると、八木橋容疑者は容疑を認めているが、他の3人について、警察は認否を明らかにしていない。一方、MBSによると、4人のうち1人は否認しているが、他の3人については「小遣いに」などと話しているという。
産経新聞によると、八木橋容疑者ら奈良市環境清美センターの職員3人は、同センターで焼却した灰などを最終処分場に運搬する担当。事件当日はそれぞれ非番で、トラック数台を使ってごみを盗んだという。