大阪府寝屋川市の住宅で３日朝、岩田一利容疑者（７４）が、妻・千鶴さん（７０）の首を絞めて殺す事件があった。岩田容疑者は「介護で疲れた」などと供述しているという。ＮＨＫなどが伝えた。

ＮＨＫなどによると、寝屋川市池田に住む一利容疑者が３日午前６時半ごろ、妻の首を絞めたと自ら警察に通報。警察が駆け付けたところ、１階の寝室で首に電気コードを巻かれた千鶴さんが心肺停止の状態で横になっているのが見つかった。千鶴さんはその後、病院へ運ばれたが死亡が確認された。警察は一利容疑者を殺人未遂容疑で現行犯逮捕し、容疑を殺人に切り替えて詳しい経緯を調べている。

一利容疑者は千鶴さんと２人暮らしで、千鶴さんは下半身が不自由で、寝たきりの状態だったという。毎日新聞によると、一利容疑者は「昨夜寝る前に妻と口論になった。日ごろの介護疲れから生きていく自信がなくなり、自分も死のうと思った」と話し、容疑を認めている。

産経新聞によると、一利容疑者は警備員のアルバイトをしており、１人で千鶴さんの介護をしていたという。