2016年4月7日19時07分

ホンダ、「ライフ」「アクティ」14万台リコール エアバッグに不具合

ホンダ、「ライフ」「アクティ」14万台リコール エアバッグに不具合
ホンダ「ライフ」(写真:Mytho88)

ホンダは7日、エアバッグに関する不具合があるとして、軽自動車「ライフ」「アクティ」の2車種計約14万台について、リコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。これまでに報告されている不具合件数は1件で、この不具合により人身事故1件が発生しているという。

ホンダの届け出によると、不具合の部位は「エアバッグ装置(インフレータ)」。「運転者席側SRSエアバッグインフレータ(膨張装置)において、ガス発生剤を燃焼させる伝火薬が不適切なため、衝突時にガス発生剤が燃焼しないものがある。そのため、エアバッグが正常に展開しないおそれがある」と説明している。

ホンダは今回のリコールで、対象となる全車両の運転者席側のSRSエアバッグインフレータを対策品と交換する。日本経済新聞によると、エアバッグは、事故死が相次いで報告されているタカタ製ではないという。

対象車種は、2010年6月28日〜12年10月18日製造のライフ11万2098台と、10年7月22日〜12年8月4日製造のアクティ3万581台の計14万2815台。

また、08年10月28〜25年1月22日製造のライフ399台、09年1月9日〜12年3月23日製造のアクティ59台については、車両製造後、修理で対象となる部品が組み付けられているという。対象などの詳細は、ホンダのリコール届け出を参照。