2016年4月7日18時30分

スズキ、「パレット」「ルークス」31万台リコール ブレーキに不具合

スズキ、「パレット」「ルークス」31万5千台リコール ブレーキに不具合
スズキの軽自動車「パレット」(写真:Hatsukari715)

スズキは7日、ブレーキに関する不具合があるとして、軽自動車「パレット」「ルークス」の2車種計約31万台について、リコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。これまで不具合が報告されているのは51件で、この不具合による事故はこれまでのところ発生していないという。

スズキの届け出によると、不具合の部位は「制動装置(ブレーキホース)」。「前輪のブレーキにおいて、ブレーキホースのレイアウトが不適切なため、ハンドルを一杯に切った際、曲げRが小さくなり、その繰り返しでブレーキホースの内部に亀裂が発生することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると亀裂が広がり、ブレーキ液が漏れて警告灯が点灯し、最悪の場合、制動力が低下するおそれがある」と説明している。

スズキは今回のリコールで、対象となる全車両のブレーキホースを対策品と交換する。

対象となるのは、2008年1月9日〜11年6月7日製造のパレット計23万4640台と、08年11月2日〜11年6月3日製造のルークス8万664台の計31万5304台。対象などの詳細は、スズキのリコール届け出を参照。