2016年3月29日22時02分

横浜労災病院で5年前に手術受けた女性の体内にガーゼ 別病院での帝王切開で判明

横浜労災病院で5年前に手術受けた女性の体内にガーゼ 別病院での帝王切開で判明
横浜労災病院(写真:Waka77)

テレビ朝日によると、横浜労災病院(横浜市港北区)で約5年前の2011年1月に子宮の手術を受けた30代の女性の体内に取り忘れたガーゼがあることが判明した。昨年7月に別の病院で帝王切開手術を受けた際、腹部のレントゲン写真にガーゼが写っており判明したという。

ガーゼは止血用のもので、手術の際にガーゼの枚数を確認していなかったとみられているという。手術を担当した医師は既に退職しており、連絡も取れないため、詳しい原因は分かっていない。これまでのところ、健康への影響はみられず、女性はガーゼを摘出するかどうかを検討しているという。

ガーゼの取り忘れでは昨年11月、新潟県で60代男性の体内からガーゼが見つかっている。これは37年前に受けた手術で取り忘れられたもので、手術を担当した医師は既に亡くなっており、カルテも保存期間が過ぎて破棄されていたことから、なぜガーゼが取り忘れられたのか詳しい原因は分かっていない。