2016年2月26日10時50分

旧「ワタミの介護」運営「レストヴィラ赤塚」の入居者溺死事故、施設長ら4人を書類送検へ

風呂
※ 写真はイメージです。(写真:imokori)

ワタミグループの「ワタミの介護」(現・SOMPOケアネクスト)が運営していた老人ホーム「レストヴィラ赤塚」(東京都板橋区赤塚)で3年前、入居者の女性=当時(74)=が入浴中に溺れて水死した事故で、警視庁は26日、当時の施設長ら4人を業務上過失致死容疑で書類送検する方針を固めた。時事通信などが伝えた。

同通信によると、入居者女性は2012年2月16日午後に入浴したが、その後、心肺停止の状態で発見され、病院へ搬送されたが死亡が確認された。レストヴィラ赤塚は介護付の有料老人ホームで、施設内には職員がいたが、約80分にわたり入浴中の女性の確認を怠っていたという。

朝日新聞によると、亡くなった女性は09年に難病のパーキンソン病と診断され、10年からレストヴィラ赤塚に入所していたという。

ワタミの介護は昨年12月、損保ジャパン日本興亜ホールディングス(SOMPOホールディングス)が買収し、現在は「SOMPOケアネクスト」となっている。