2016年1月21日22時22分

ボートでバロセロナ五輪出場 阿賀町教育委の三留弘係長、少女にわいせつ行為で懲戒免職

ボート
漕ぎ手8人、舵手1人が乗るボート競技「エイト」(写真:Johnteslade)

ボート競技でバロセロナ五輪(1992年)に出場した経験のある、新潟県阿賀町教育委員会の三留弘係長(55)が、未成年の女性にわいせつな行為をしたとして21日まで懲戒免職処分を受けた。処分は20日付。産経新聞などが伝えた。

同紙や時事通信によると、阿賀町教育委員会社会教育課に所属していた三留係長は今月上旬、県外の未成年の女性にキスをしたり、胸を触るなどのわいせつな行為をしたという。三留係長自らが12日、上司に申し出て発覚したという。

三留係長はバロセロナ五輪出場後、旧津川町(現阿賀町)役場に就職。阿賀町内の小中学校でボートの指導などをしていたという。

バロセロナ五輪出場時には、NTTに所属し、漕ぎ手8人と舵手1人が乗る「エイト」という種目で、漕ぎ手として出場。タイムは5分51秒53で13位だった。新潟県ボート協会のホームページによると、理事(強化・普及)を務めている。

同通信によると、三留係長は「してはいけないことをしてしまった」と話している。また、阿賀町教育委員会の清野一男教育長は、町民らの信頼を裏切ってしまったとし、「被害者に対し大変申し訳ない」と述べた。