2016年1月9日10時45分

愛知製鋼・知多工場の「過熱炉」で爆発、作業ミスか 東海市

愛知製鋼・知多工場で爆発、壁崩れ落ち4人病院へ 東海市
愛知製鋼本社(写真:アラツク)

特殊鉄鋼メーカー「愛知製鋼」(愛知県東海市)の知多工場(同市荒尾町ワノ割1)で8日深夜、爆発事故が発生した。工場の壁が崩れ落ちるなどし、従業員4人が病院へ運ばれたが、いずれもけがはなかったという。名古屋テレビなどが伝えた。

名古屋テレビや朝日新聞によると、8日午後11時45分ごろ、知多工場内の「第2棒線圧延工場」にある鉄を溶かす「過熱炉」が爆発。工場の壁が崩れるなどした。従業員4人が煙を吸うなどして病院へ搬送されたが、いずれもけがはなかったという。

当時は、過熱炉を動かす準備をするため、約30人の従業員が作業をしていた。朝日新聞によると、作業上のミスが原因とみられているという。愛知製鋼は、「住民の皆様にご迷惑を掛けて申し訳ない。早急に原因を究明し、対策を取りたい」(名古屋テレビ)とコメントしている。

愛知製鋼は、トヨタ系の特殊鉄鋼メーカーで、愛知県内では東海市、刈谷市、東浦町に工場があり、岐阜県にも工場がある。