2016年1月7日23時23分

新宿・歌舞伎町の「ホテルまつき」で火事、60代女性宿泊客が重体

歌舞伎町の「ホテルまつき」で火事、60代女性宿泊客が重体 爆発音の証言も
炎が立ち上がる現場周辺の様子(写真:ツイッター〈@texiorin〉の投稿より)

東京都新宿区歌舞伎町の「ホテルまつき」で7日午後6時半ごろ、火事が発生した。1〜3階の延べ約100平方メートルが焼け、2階にいた女性の宿泊客(63)が病院に運ばれたが、意識不明の重体。国内の主要各紙が伝えた。

産経新聞によると、ホテルまつきは地下1階、地上5階建てで、3人家族が経営。1階には住居スペースがあり、50代の男性経営者が煙を吸うなどして喉を痛めたが、当時は女性客以外に客はいなかった。

スポーツニッポン紙よると、火災報知器が鳴ったため、ホテル内を確認していたところ、1階のフロントから火が出ているのを見つけたという。読売新聞は、フロント付近が激しく燃えていたと伝えている。警察が詳しい出火原因を調べている。

現場は、JR新宿駅から北東に約600メートル、新宿区役所から北に約200メートルの場所。ホテルや飲食店などが密集する歌舞伎町の繁華街の中心部で、大勢の見物人が集まるなどして一時騒然となった。

現場近くの焼き肉店店長(30)は読売新聞に対し、「ホテル1階から黒い煙が噴き出し、その後、真っ赤な炎がものすごい勢いで上がった」と火事の様子について語った。また、近くで飲食店を経営する男性(70)はスポーツニッポン紙に対し、「何度も爆発音が聞こえ、そのたびに炎が噴き出した」などと話した。