2015年12月10日12時33分

アノニマス、安倍晋三首相の公式サイトをDDoS攻撃か

アノニマス、安倍晋三首相の公式サイトをDDoS攻撃か
安倍晋三首相(写真:Chuck Hagel)

安倍晋三首相の公式サイト「衆議院議員 安倍晋三 公式サイト」(http://www.s-abe.or.jp)が10日午後0時20分現在、アクセスできない状態にある。国際ハッカー集団「アノニマス(Anonymous)」が犯行声明を出したという。

ロイター通信によると、菅義偉官房長官は10日午前の会見で、安倍首相の公式サイトが閲覧しづらい状態であることを明かした。アノニマスがツイッター上で犯行声明を出したとされているが、菅官房長官は現時点では特定できないとし、警察が捜査をしていると語った。

NHKによると、この障害は10日未明から続いており、大量のデータを送り付けてサイトをダウンさせるサイバー攻撃の一種である「DDoS(ディードス)攻撃」とみられるという。

日本ではこれまでも、厚生労働省や成田空港、中部空港、日本政府観光局、日本郵政、プロパイダー会社の「ぷらら」などのホームページが閲覧できない状態になるサイバー攻撃を受けており、いずれもアノニマスの犯行が疑われている。

10日午後0時20分現在、安倍首相の公式サイトへアクセスすると、「Service Temporarily Unavailable The server is temporarily unable to service your request due to maintenance downtime or capacity problems. Please try again later.」などとメッセージが出て、サイトを閲覧することができない。