2015年1月8日07時42分

ビリー・グラハム伝道協会 2014年、950万人にキリスト伝える

翻訳者 : リーハイバレー・ジャパニーズ・ミニストリーズ

ビリー・グラハム伝道協会、2014年に900万人以上にキリストを伝える
2014年9月12~14日にカナダ・トロントで開催された伝道集会「トロント都市圏・希望のフェスティバル」には1日平均1万3000人が足を運び、数万人以上がウェブストリームで生中継を視聴した。(写真:ビリー・グラハム伝道協会)

ビリー・グラハム伝道協会(BGEA、本部:米ノースカロライナ州)は、2014年の活動を振り返り、伝道活動を通して世界中で950万人近くの人々に福音を伝えたことを明らかにした。そのうち160万人以上がキリストを受け入れる決心をしたという。

これらの伝道活動には、北米や欧州、オーストラリア、アジアにおいて大規模な伝道集会を開くため、地元の教会とBGEAが協力して行った活動も含まれる。BGEAの会長兼総裁のフランクリン・グラハム氏と息子のウィル・グラハム氏は、米国、カナダ、日本、スリランカ、パプアニューギニアなどの地域で開催された集会でも福音を伝えた。

フランクリン・グラハム氏は最近の報告書で、BGEAの働きを可能にしてくれた神をほめたたえ、「神が行ってくださった全てのこと、またしてくださっていることゆえに、私たちの心は感謝で溢れます。神が機会を与えてくださる中、これからも私たちは熱心に邁進し続けます」と述べている。

その他、2014年の働きには、ミズーリー州ファーガソンで起こった人種間の衝突に、BGEAの牧師たちが介入したことも含まれている。

昨年8月に18歳の黒人青年マイケル・ブラウンさんが射殺された事件が発生した後、不安と混乱が続く中、ビリー・グラハム緊急対応チームから、危機管理の訓練を受けた牧師たちが従事し仕えた。牧師たちは、マイケル・ブラウンさんの父を含むセントルイス地元住民に会い、暴力が終結するように祈り、家が焼かれてしまったファーガソンのカップルの結婚式を執り行ったのも、その働きの一つだ。

ビリー・グラハム伝道協会、2014年に900万人以上にキリストを伝える
ミズーリー州ファーガソンの住民であるカルバン・テイラー氏とシャロンダ・ウィリアムズさんは、ファーガソンの中心地で12月12日に結婚式を挙げた。地元の教会のリーダーによって執り行われたこの式には、ビリー・グラハム緊急対応チームの牧師たちも参加した。(写真:ビリー・グラハム伝道協会)

また、BGEAの牧師たちは米国内外における自然災害にも対応した。

さらに、昨年行ったマイ・ホープ・プログラム「Heaven」での好反応も、BGEAにとって大きな喜びとなった。20万を超える同プログラムのDVDなどが北米とカナダで配布され、ユーチューブに投稿された関連ビデオメッセージは15万回以上も視聴された。このプログラムの成果は上がり続けている、とBGEAはプレスリリースでも述べた。

また、オリンピック選手で、第二次世界大戦時に捕虜となったルイス・ザンペリーニの人生を描いた映画『アンブロークン』の完全版ドキュメンタリー「Captured By Grace(恵みに捉えられて)」もクリスマスに発表した。

さらに、BGEAはインターネットでの福音伝道の働き「サーチ・フォー・ジーザス(Search for Jesus)」でも大きな前進を遂げた。この働きでは、ウェブサイトで、閲覧者が福音の伝え方を見たり、訓練されたカウンセラーと対話をすることができる。2011年にサイトを立ち上げてから、500万人をキリストに導いたとされる。

2015年には、BGEAは大きな伝道集会を、ウクライナ、スペイン、ブラジル、日本、インド、フィリピン、タンザニアと北米で行う予定。サーチ・フォー・ジーザスは引き続き拡大し、「マイ・ホープ」のメッセージをさらに多くの国々に伝えることを計画している。