2014年12月26日07時13分

人に期待するより、自分でした方が優しい気持ちでいられる 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

菅野直基

世の中には、自分のことを人にやってもらって当然のように思う人がいます。

「そこそこ、そこだよ!何で分かんないんだよ!!」

リモコンでTVのチャンネルを変えるように、口と指で人にモノを取ってもらおうとする人がいるとしたら、やらされている人も気分が悪いはずですし、思い通りにやってくれないことで、本人も腹が立ちます。そのように腹を立てるよりも、自分でやったらいいのです。相手も自分も腹を立てずにすみます。

人に期待しすぎる人の根っこには何があるでしょうか?それは次の3つのうちのどれか、もしくは、全部を合わせ持っているものです。

(1)自己中心 (2)万能感 (3)依存心です。

(1)自己中心は、世界は自分を中心に回っていると考えます。(2)万能感は、「私には何でもできる!」と考えます。(3)依存心は、人に頼り、人を思い通りに動かそうとします。

そのように生きると、人も自分も不幸にしてしまいます。もし自分にそういう特徴があったとしたら、人も自分も幸せにする生き方に挑戦してみたらどうでしょうか。

1. 自己中心の反対は、自分を造られた神を中心に生きることです。自分は神より少し低い存在です。

「あなたは、人を、神よりいくらか劣るものとし、これに栄光と誉れの冠をかぶらせました」(詩篇8:5)

2.「神抜きには私には何もできない。しかし、神がおられるなら何でもできる」と考え方を変える。

「イエスは言われた。『人にはできないことが、神にはできるのです』」(ルカ18:27)

3. 人に頼り、人を思い通りに動かそうとするのではなく、人に与え、人に仕える生き方をする。

「このように労苦して弱い者を助けなければならないこと、また、主イエスご自身が、『受けるよりも与えるほうが幸いである』と言われたみことばを思い出すべきことを、私は、万事につけ、あなたがたに示して来たのです」(使徒の働き20:35)

今日もし、誰かに腹を立てることがあったとしたら、きっと、自分の思い通りにならないことに腹を立てているのではないかと思います。どうぞ、神中心の生き方にチェンジし、「神なしには何もできないが、神がおられるなら何でもできる」と考え方を変え、人に与え、人に仕える生き方に切り替えてみてください。つまり、人に期待し、人にやってもらう考え方を改め、自分のことは自分ですること。それだけでも、きっと腹を立てることが大幅に減るのではないでしょうか?夫婦喧嘩も劇的に減るはずです。職場も平和になるはずです。感謝と喜びに溢れた幸せな一日でありますように。

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菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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