2014年5月10日07時01分

新しい出会いがある 菅野直基牧師

菅野直基

7年ぶりにPTAの役員を引き受けてから、ゆったりできる時間があまりなくなってしまいました。子どもの学校で歓送迎会があり、司会をおうせつかいました。

前回、「出会い、再会、別れ」のお話をしました。歓送迎会は、まさに「出会い、再会、別れ」の場です。新任の先生との出会いを喜び、新役員との関係を深め、来賓などで来られた方との再会があり、何年か勤務された先生との別れを惜しみます。

教会で牧師をしていると、毎週が歓送迎会です。そして、私たちが一歩外に出れば、毎日が歓送迎会です。別れの痛みは避けられませんので、喧嘩別れだけはしたくないなあと肝に銘じています。

今ある人間関係を、可能であるならば、一生続くものとしたいと切望します。その上で、今日も新しい出会いを期待します。

みなさん、あんまり忙しくしていると、出会いの機会を失ってしまいます。忙しい時、私は、フッと立ち止まり、心を天に向けて神に祈ります。心に平安と喜びが満ちたら、それが出会いの心備えです。

結婚の出会いを求めているのに、なかなか出会えない人がいます。出会いのチャンスは無限にあるのに・・・。しかしそうではありません。

「わたしにとって不思議にたえないことが三つある、いや、四つあって、わたしには悟ることができない。すなわち空を飛ぶはげたかの道、岩の上を這うへびの道、海をはしる舟の道、男の女にあう道がそれである」(箴言30章18節~19節)

聖書は、「男の女にあう道」は「不思議にたえない」とあります。神秘です。「何でこんな人が!?」と思う人がモテて、「こんなに素敵な人が!?」と思える人が結婚に至らないことがあります。神様は、一人一人に、必ず最善な結婚相手を備えておられると信じます。だから、これから出会えると信じます。

ただ、こちらの心構えも大切です。「出会い」とは、「出て」「会う」。自分から心を開き、飛び出して相手の懐に飛び込んで出会うことです。その出会いが、結果として結婚につながったり、親友になったりすることもありますが、それは結果です。大切なことは、一期一会をかけがえのないものとして大切にすることです。

お互い、今日も素敵な出会いがある一日となりますように。

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菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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新宿福興教会ホームページ
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