2007年7月16日19時00分

聖書リーグ・オーストラリア 南アジアに聖書120万冊配布

賛美歌を歌うインドに住むキリスト教徒の子どもたち。ヒンドゥー教徒が約80%と多数派を占めるインドでは、同教にまつわるカースト制度の影響や差別が今も色濃く残っている。同国のキリスト者は2%程度と言われている。聖書リーグ・オーストラリアはこれまで、同国を中心とする南アジアに120万冊の聖書を配布した=濠クリスチャントゥデイ提供

 世界の9ヶ国に支部を設置し、聖書の普及のために活動を続ける聖書リーグ(Bible League)のオーストラリア支部がこれまでに、南アジアで120万冊の聖書を配ったことがわかった。同国の聖書リーグは今年中に南アジアへ向けた更なる聖書の配布を予定している。16日、濠クリスチャントゥデイが伝えた。



 同国の聖書リーグは今月初めに発行した機関紙で、「改宗禁止を定める法律や、攻撃的なナショナリズム、暴力的な迫害に直面しようとも、キリスト者はキリストの故に熱心に働くのです」と、神の御言葉である「聖書」の普及に向けての意気込みを示している。



 聖書リーグは昨年、世界全体で約1940万冊の聖書を配布。1983年に活動が始まって以来、60ヶ国以上で、700言語にも及ぶ聖書を配布している。