2012年7月13日13時17分

WCC、持続可能エネルギーのため祈り呼び掛け

 タンザニアでもソーラープロジェクトが進められている(写真提供:WCC)
 世界教会協議会(WCC)では、9月1日から10月4日までを創造のための時間に制定している。始まりの日と終わりの日の制定はそれぞれ欧州の伝統的東西キリスト教会の創造物のための記念日を引用して制定されている。

 1989年に9月1日は正教会コンスタンディヌーポリ総主教であった故ディミトリオス1世によって「環境のために祈る日」に制定された。これにより正教会によって9月1日は創造主が世界を創造されたことを祝う日とされてきた。

 10月4日は、ローマカトリック教会およびその他伝統的西欧諸教会が「被創造物の賛歌」で知られるアッシジの聖フランシスコを記念する日として祝われてきた。

 創造のための時間を祝う時間を制定しようという動きは、2007年にルーマニアシビウで行われた第3回欧州エキュメニカル総会で提案されていた。その翌年に、WCC中央委員会が諸教会を招き、創造のための時間を制定して祈りと行動を起こしていくことを呼び掛けていた。

 今年は国連によって「すべての人のための持続可能エネルギーの国際年」に制定されており、WCCは特に加盟諸教会、提携諸団体に対しこのテーマを置いて祈るように呼びかけている。