2012年3月28日19時05分

共に歩む宣教―マニラ宣教協議会

  協議会の合間に歌われた聖歌隊による賛美の様子(写真提供:WCC)
 22日から27日にかけてフィリピンマニラで開催された世界教会協議会(WCC)世界宣教と福音伝道委員会(CWME)の釜山総会準備のための協議会は28日、霊的な反映、祈りと諸教会の伝道と使命へのより深い決意を促す声明と共に恵みのうちに終了した。27日、WCCが発表した。

 ローマカトリック教会から参加したシスターのジョスネ・アレグイ氏は「伝道の使命は一度受け取って、永遠に続けられるようなものではありません。伝道は現状にある関係性や協働の中で進められていくのです」と述べた。今回のフィリピンマニラの協議会に参加することで、カトリックシスターのアレグイ氏は300人以上の世界各国キリスト教指導者らと交流をすることができたという。

 WCC中央委員会のジンバブエ会員イタイ・ヌヅゾ氏は、参加者らに対しキリストにある希望を生活を通して伝えていくことを呼び掛けた。今回の協議会のテーマは、「いのちと共に」で、このテーマは来年釜山で開催される世界総会でも用いられる予定である。

 ヌヅゾ氏は「私たちは人間的なアイデアや哲学を追求するために召された者たちではありません。私たちは神様がすべての地球上の創造物の救いのためのご自身の使命に仕えるために召された者たちなのです」と述べた。27日は祈祷会が開催され、フィリピンアドベンチスト大学による賛美がなされた。