2012年3月19日15時52分

アンソニー・エヴァンス、オーディション落選もファンに感謝

 メガチャーチの牧師トニー・エヴァンスを父にもつワーシップリーダーのアンソニー・エヴァンスは、今月5日に放送された米国NBCテレビの音楽オーディション番組「ザ・ヴォイス」でゴスペル歌手のジェシー・キャンベルと競演したが、審査員のクリスティーナ・アギレラからの評価で惜しくも落選した。

 同様のスタイルをもつエヴァンスとキャンベルは、どちらか一方を振るい落とすためのオーディションでアリシア・キーズの「If I Ain't Got You」を歌った。2人は原曲の創作者に敬意を払いつつ、それぞれパフォーマンスを披露した。

 番組の後キーズはツイッターで、「素晴らしいパフォーマンスで、見ていてとても楽しかったわ」とコメントした。

 エヴァンスのパフォーマンスは審査員たちからも軒並み好評だったが、アギレラは彼をステージから降ろすことを決めた。エヴァンスは彼女には選ばれなかったが、パフォーマンスを見てくれた多くの人々に感謝し、彼らを祝福した。

 ある視聴者はエヴァンスの父親トニーのフェイスブックに、「あなたの息子が昨晩、『ザ・ヴォイス』で私を祝福してくれた」と書き込んだ。

 別の一人は、「あなたはいつも私にインスピレーションを与えてくれるが、あなたの息子も同じように私を鼓舞してくれている。エヴァンス一家に祝福を」とコメントした。

 アンソニー・エヴァンスはオーディションで彼を応援してくれたファンたちに感謝の意を伝えるためにソーシャルメディアのページに、後悔の念を冗談交じりに書き込んだ。

 エヴァンスはツイッターに、「僕を応援してくれた全ての人たち。ありがとう。僕は全力を出し切った」と書き込み、「後悔はしてない。ただしクリスティーナ『アンソニー』と呼んでくれなかったことは除く(笑)」と続けた。

 一方、審査員のアギレラはツイッターで、オーディションで合格者を選ぶことが難しかったと明かした。「今回のオーディションは信じられないほど素晴らしいものだったわ。選ぶのが難しくて、皆を家に帰すのが辛かったの。彼らは永遠にクリスティーナのチームよ」