2012年1月18日10時34分

WCC、若者へ世界超教派の動きを知る機会提供

2011年度WCC中央委員会会議スチュワードとして参加した若者の様子(写真提供:WCC)
2011年ジャマイカで開催された国際エキュメニカル平和会議の様子(写真提供:WCC)。
 世界教会協議会(WCC)は1年半ごとに開催される同中央委員会会議を8月23日から9月7日にかけてギリシャのクレタ島で開催する。WCC中央委員会では1年半ごとにWCCの働きの方向性を決め、これまでの働きを点検する機会を設けている。会議には世界各国のWCC所属教会150教会および関連団体の代表者らが参加する。同会議の運営支援のためにWCCが承認した25人のスチュワードとしての若者たちが参加する予定である。

 同期間においてWCCスチュワード・プログラムが開催される予定で、このプログラムへの参加を通して世界の超教派の教会の動きを学ぶ機会が世界の若者に開かれている。対象となる若者は世界各国の満18歳から30歳までの若者で、英語の利用に抵抗がなく、それぞれの国の所属教会からの承認と推薦が得られる若者となっている。WCCスチュワード・プログラムではWCC中央委員会会議において、実際に若者たちが会議の一部に加わることができる機会が提供されるという。

 会議中、参加する世界各国のクリスチャンの若者たちは、会議の合間に行われる賛美、分科会、書類作成、プレス担当補助、音響その他の運営管理、支援業務に携わることになるという。会議前に、参加予定のスチュワードたちは世界中で生じているエキュメニカル運動の流れについて学ぶプログラムに参加することになるという。スチュワードプログラムの最後には、それぞれ母国に帰国後に行うことのできるエキュメニカルプロジェクトに焦点を当てた会議が開催される予定であるという。

 WCCは「スチュワードとして参加することは、たいへんな仕事が課せられることを意味しますが、世界中の様々な国の様々な教会に所属する若者たちが共にひとつの場所でエキュメニカルな経験を得ることのできる独特な機会ともなります」と世界各国の様々な教会に所属する若者の同プログラム参加を促している。

 同プログラムへの申し込みは3月15日までとなっている。日本以外のアジア各国、ラテンアメリカなどの発展途上国から来る若者には旅費の支援金が提供され、より公平に参加機会が与えられるように配慮されている。
 同プログラムに関する詳細は詳細はWCCホームページまで(英語)。