書評

神学書を読む(65)『上馬キリスト教会ツイッター部のキリスト教って、何なんだ?』

神学書を読む(65)『上馬キリスト教会ツイッター部のキリスト教って、何なんだ?』

「世界一ゆるい聖書入門・聖書教室」シリーズで、文字通り一世を風靡(ふうび)した上馬キリスト教会ツイッター部。このブレイクによって一気に人気作家の仲間入りを果たした(?)ツイッター部の「まじめ担当」こと、MAROさんの最新刊が本書である。

2020年09月15日15時11分

神学者がつづる若者のための「人生論」 『明日に向かって―バークレーとの365日』

神学者がつづる若者のための「人生論」 『明日に向かって バークレーとの365日』

本書は新約学者ウィリアム・バークレーの『希望と信頼に生きる―ウィリアム・バークレーの一日一章』(ヨルダン社刊、1974年)を、編集者のデニス・ダンカン氏が若い人向けに編集したものである。これは、誰でも気軽に読める大変親しみやすい「人生論」といえよう。

2020年09月10日22時26分

神学書を読む(64)最も実用的な神学研究の一例がここに!『英米文学者と読む「約束のネバーランド」』

神学書を読む(64)最も実用的な神学研究の一例がここに!『英米文学者と読む「約束のネバーランド」』

「神学」というと、文字通り「(キリスト教の)神に関する学問」となるが、そのレンジは広い。そして、今回取り上げるような書物もまた、大きな視点で見るなら「神学書」と表現することができよう。

2020年08月29日20時46分

書評『最終決戦 トランプVS民主党 アメリカ大統領選撤退後も鍵を握るサンダース』

書評『最終決戦 トランプVS民主党 アメリカ大統領選撤退後も鍵を握るサンダース』

黒い下地に、ドナルド・トランプ大統領とジョー・バイデン元副大統領の写真が並び立ち、その背後に白黒のバーニー・サンダース氏。そしてかなり扇情的な文言が躍る。

2020年07月22日17時26分

神学書を読む(63)『ヤバいぜ!聖書(バイブル) あなたに贈る40のメッセージ』

神学書を読む(63)『ヤバいぜ!聖書(バイブル) あなたに贈る40のメッセージ』

そんな少し「異質な」クリスチャンたちのことがメディアで取り上げられるようになったからだろうか、ついにキリスト教学校のオフィシャル本として明治学院が昨春、『ヤバいぜ!聖書(バイブル) あなたに贈る40のメッセージ』を発刊した。

2020年07月16日14時48分

神学書を読む(62)『LGBTと聖書の福音 それは罪か、選択の自由か』

神学書を読む(62)『LGBTと聖書の福音 それは罪か、選択の自由か』

米連邦最高裁は15日、性的少数者(LGBT)であることを理由に解雇することは公民権法に違反するという判断を示した。そんなタイムリーな判決が出た時期に、一冊の書物を紹介したい。それが『LGBTと聖書の福音 それは罪か、選択の自由か』である。

2020年06月24日21時02分

『バラバ』 キリストの代わりに釈放された盗賊の半生

『バラバ』 キリストの代わりに釈放された盗賊の半生

出版後たちまちベストセラーとなり、著者のラーゲルクヴィストは翌年、ノーベル文学賞を受賞した。キリストの代わりに釈放された盗賊バラバの半生を通して、信仰を求めつつも何も信じることができない現代人の苦悩を描き出したことで高く評価された。

2020年06月15日15時32分

【書評】渡辺靖著『白人ナショナリズム』 米黒人死亡事件の最中に読むべき最適の一冊

【書評】渡辺靖著『白人ナショナリズム』 米黒人死亡事件の最中に読むべき最適の一冊

米国が揺れている。新型コロナウイルスで世界最悪の感染者と死者を出し、さらに5月25日に発生した白人警官による黒人男性の窒息死で、さらなる混乱と混迷が深まっている。そんな最中に読むべき最適の一冊が本書『白人ナショナリズム』である。

2020年06月08日13時19分

【書評】ジョン・パイパー著『コロナウイルスとキリスト』

【書評】ジョン・パイパー著『コロナウイルスとキリスト』

ベツレヘム・バプテスト教会(米ミネソタ州)の主任牧師を30年以上務められたジョン・パイパー牧師が『コロナウイルスとキリスト』(原題:Coronavirus and Christ)という小冊子を発行され、世界中のクリスチャンの間で読まれています。

2020年05月27日9時37分

神学書を読む(61)僧侶、牧師にして教授の2人による刺激的な対談集 『宗教は現代人を救えるか』

神学書を読む(61)僧侶、牧師にして教授の2人による刺激的な対談集 『宗教は現代人を救えるか』

京都の花園大学文学部長・教授にして浄土真宗の僧侶である佐々木閑(しずか)氏と、同じく京都の同志社大学神学部長・教授にして日本基督教団の牧師である小原克博氏。両者のある意味ガチンコ対談集が本書である。

2020年05月08日16時43分

神学書を読む(60)黒人音楽とキリスト教の切っても切れない関係 『リズム&ブルースの死』『アレサ・フランクリン リスペクト』

神学書を読む(60)黒人音楽とキリスト教の切っても切れない関係 『リズム&ブルースの死』『アレサ・フランクリン リスペクト』

ゴスペルの歴史をひもとくならば、当たり前だが宗教性豊かな米国におけるキリスト教の多様性に行き着く。今回の2冊は、特に黒人たちの霊的ホームであるキリスト教会と彼らの文化とのシンクロニシティー(共時性)をストレートに描き出している。

2020年04月16日14時17分

神学書を読む(59)人知が紡ぎ出す「神」は真の神たり得るのか? 『人類はなぜ〈神〉を生み出したのか?』

神学書を読む(59)人知が紡ぎ出す「神」は真の神たり得るのか? 『人類はなぜ〈神〉を生み出したのか?』

レザー・アスラン。その名前を知っている人は、宗教学、キリスト教学に興味を持っている人だろう。カリフォルニア大学リバーサイド校教授のアスラン氏の経歴は、特異性に満ちている。1972年にテヘランで生まれ、イラン革命時に家族と共に米国へ亡命する。

2020年03月16日16時44分

毎日読めるキリスト教に根ざした人生の指南書 『眠られぬ夜のために』

毎日読めるキリスト教に根ざした人生の指南書 『眠られぬ夜のために』

この優れた書は、出版されるや「人生の道しるべ」と称され、高い評価を得た。聖書のみならず、多年の熱心な読書によって養われた深い学識、豊富な人間知識、ますます深められたその信仰に基づいた思想が、365日毎日読めるよう短い文章でまとめられている。

2020年03月09日9時22分

2020年米大統領選を占う必携の一冊! 日経上級論説委員による『アメリカ大統領選 勝負の分かれ目』

2020年米大統領選を占う必携の一冊! 日経上級論説委員による『アメリカ大統領選 勝負の分かれ目』

本書はキリスト信仰を持ったクリスチャンこそ読むべき一冊であるといえよう。日本のキリスト信仰を持つ者たちが抱く違和感の原因を、第三者的な立場(宗教性を抜きにして)で解説してくれる良書に出会ったのはこれが初めてである。

2020年02月20日19時23分

神学書を読む(58)現代の米国における「福音派」を多方面から考察する決定的な一冊 『Evangelicals』

神学書を読む(58)現代の米国における「福音派」を多方面から考察する決定的な一冊 『Evangelicals』

今回紹介するのは、米国福音派の歴史を1980年代から丹念にひもといてきた当代一流の学者たちの論文集『Evangelicals:Who they have been. Are now, and Could be』。意訳するなら「福音派:彼らは何であったか、今はどうか、そして何になり得るか」。

2020年01月30日16時27分

神学書を読む(57)『悪について誰もが知るべき10の事実』

神学書を読む(57)『悪について誰もが知るべき10の事実』

本書は、アプリオリに「罪人」と決め付けてしまいたくなる衝動を一旦横に置き、周りから見ると異常性に満ちた言動をする者たちの精神構造を、心理学に基づいて再構築した論文集である。論文集といっても、決して専門家以外お断りというような難解さはない。

2020年01月22日7時35分

モーリヤック著『イエスの生涯』 ノーベル文学賞受賞のカトリック作家が描く異色のイエス伝

モーリヤック著『イエスの生涯』 ノーベル文学賞受賞のカトリック作家が描く異色のイエス伝

本書は、ノーベル文学賞受賞のカトリック作家フランソワ・モーリヤック(1885~1970)が著した異色のイエス伝である。神学や聖書学の立場ではなく、文学の立場からイエスの生涯について語ったもので、本作が世に出たときは多くの人に衝撃を与えた。

2019年12月27日7時21分

私の語学学習経験と『古典ギリシア語入門』 CD付きの画期的な入門書

私の語学学習経験と『古典ギリシア語入門』 CD付きの画期的な入門書

神学校で学んだ「新約聖書の中のギリシャ語」という範疇(はんちゅう)ではなく、もう少し広く、一つの言語として、古典ギリシャ語になじみたいと考えていたときに手にしたのが、この『古典ギリシア語入門』(白水社)でした。

2019年12月13日10時31分

110番

神学書を読む(56)「令和」となった今こそ振り返るべき日本の宗教 『日本人は本当に無宗教なのか』

元号が「令和」となり、新たな時代が始まった(とされている)。その変化を日本人として一番感じさせられたのは、他でもない新天皇の一連の即位式典である。そんな中、『日本人は本当に無宗教なのか』というストレートなタイトルの本書と出会った。

2019年11月22日17時15分

神学書を読む(55)『福音派とは何か?』(前編・クリスチャンでない人から見た本書)

神学書を読む(55)『福音派とは何か?』(後編・クリスチャンから見た本書)

前編に続き、鈴木崇巨(たかひろ)氏による『福音派とは何か? トランプ大統領と福音派』を取り挙げる。後編はクリスチャン(特に福音派・ペンテコステ諸派)の視点から見た評論である。

2019年11月14日13時22分

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