札幌市西区発寒のマンションで6日午後、住人の作業療法士、木村安由光(あゆみ)さん(23)が死亡しているのが見つかった。木村さんに目立った外傷はなかったが、警察は現場や遺体の状況から殺人事件とみて捜査を進めている。北海道新聞などが伝えた。
同紙によると、木村さんは札幌市西区発寒1条4のマンションの自宅で6日午後2時15分ごろ、死亡している状態で見つかった。木村さんは札幌市内の病院に勤務しており、前日5日に無断欠勤したため、心配した同僚がこの日、木村さん宅を訪れたところ、遺体を発見したという。
木村さんは1人暮らしで、同僚が訪れた際、玄関は施錠されていなかった。死因は窒息死で、死後2〜3日たっていたという。遺体に目立った外傷はなく、周囲にも凶器となるロープなどはなかった。一方、NHKによると、首には絞められたような痕があり、詳しく調べたところ、死因が窒息死であることが判明したという。
日本テレビによると、発見時、室内は雑然としていたが、何者かに荒らされたかどうかは分かっていない。
時事通信によると、木村さんの部屋は、4階建てマンションの3階。木村さんの同僚2人が訪れ、遺体を発見したという。
警察は、札幌西署に約110人態勢の捜査本部を設置。木村さんの交友関係などを調べるとともに、不審な人物の目撃情報などないか、聞き込みを捜査を進める。