WCRP日本委、カトリック中央協議会で第25回理事会開催 JーFUN加盟など承認

2018年5月30日23時40分 印刷
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世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会第25回理事会の様子=30日、カトリック中央協議会(東京都江東区)で
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世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会は30日、カトリック中央協議会(東京都江東区)で第25回理事会を開催した。人事や昨年度の事業・決算報告を審議したほか、4月にインドで開催されたアジア宗教者平和会議(ACRP)執行委員会の報告などを受け、難民支援の諸団体で構成される「日本UNHCR・NGO評議会」(JーFUN)への加盟を承認した。

この日は理事16人が出席。キリスト教界からは、カトリック教会の髙見三明・長崎大司教(司教協議会会長)、深水正勝神父(志村教会主任司祭)、小林恵太氏(アトンメントのフランシスコ会修道士)、森脇友紀子氏(東京教区アレルヤ会会長)、日本聖公会の植松誠首座主教の5人が参加した。理事会前には施設内の聖堂で「みことばの祭儀」が行われ、中央協議会事務局長の大水文隆神父が、諸宗教者を前に同協議会の概要を説明。参加者全員で「フランシスコの平和の祈り」を祈るなどした。

事業報告によると、WCRP日本委は昨年8月、第1回日中宗教指導者交流を北京と雲南省で実施。同委評議員の小橋孝一・日本キリスト教協議会(NCC)議長(当時)ら27人が、現地の仏教寺院やカトリック教会などを訪問した。震災支援では、被災地で活動する諸団体(東日本大震災60団体、熊本地震16団体)に財的支援を実施。昨年ノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の事務局長との懇談や、地球温暖化対策の一環として植樹活動を行ったほか、シリア人難民を留学生として受け入れるなどした。

WCRP日本委、カトリック中央協議会で第25回理事会開催 JーFUN加盟など承認
理事会前に行われた「みことばの祭儀」

ACRP執行委員会には、日本からは7人が参加した。規約改正や、改善が求められていた常設委員会のタスクフォース(特別事業部門)化で議論の進展があったという。

2年前にソウルで初開催された日韓宗教指導者交流は、第2回を今秋、北海道で開催する。日中宗教指導者交流は、2020年に日本でACRP大会が開催されるため、第2回は21年開催の方向で調節していることが報告された。

JーFUNへの加盟は、シリア人難民の留学生受け入れで協力する難民支援協会(JAR)から推薦を受けた。負担金はなく、加盟により国連機関やさまざまなNGOとの情報交換を行えるようになるという。

国際事業では、海外の宗教指導者によるハイレベル諸宗教使節団が今月22日〜25日、ロヒンギャなどの民族対立問題を抱えるミャンマーを訪問した。日本からは、WCRP国際委名誉会長で同日本委会長の庭野日鑛(にちこう)氏(立正佼成会会長)らが参加。アウン・サン・スー・チー国家顧問とも面会し、声明を手渡すなどした。

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熊本地震の復興合同祈願祭が地元テレビで取り上げられたことも報告された。

特別事業部門からは、「核兵器禁止条約批准」「気候変動」「和解の教育」「難民問題」「東日本大震災復興」「熊本地震復興」の6つのタスクフォースが報告した。「難民問題」は、昨年の来日以来、日本での生活が1年になるシリア人難民留学生の声を紹介。「熊本地震復興」では、被災者向けのラジオ番組「こころのハーフタイム」を今年3月で終了したが、ラジオ局の担当者からは「何度も涙がこぼれそうになった。思わず『なるほど』と手を打ちたくなる話もあり、有意義な放送ができたと感じている」と言葉を掛けられたという。

常設機関からは、平和研究所、女性部会、青年部会が報告した。女性部会は4月、『災害児に備えて 発達障がい児者受け入れのてびき』を発刊した。避難所になる可能性のある宗教施設向けに出したものだが、多くのメディアで取り上げられたことから、NGOや学校関係者などからも注文が入っていることを報告した。

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