ジム・カヴィーゼル、出演作品の選択基準は「魂をキリストに導く映画か」

2018年4月15日23時04分 印刷
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映画「パウロ キリストの使徒」でルカを演じるジム・カヴィーゼル(左)と、パウロ役のジェームズ・フォークナー(写真:2018CTMG)
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映画「パウロ キリストの使徒」(原題:Paul, Apostle of Christ)の主演俳優、ジム・カヴィーゼル(49)は、2004年の映画「パッション」でイエス・キリスト役を演じた際、神から強烈なメッセージを語られたという。カヴィーゼルはそれ以来、「キリストに多く魂を立ち返らせることができる」映画に出演することを選ぶようになったと話す。

「『パッション』の中で(イエスを演じる)私が十字架に架けられたとき、私にとって(神)が身近になりました。(その時、神は)『彼らは私を愛していない。(私を愛する者は)ほとんどいない』と言われたのです。私は神に言いました。『私はこれからあなたを愛します。私は今後、私があなたを愛していることをあなたにお伝えします』と」

「主が孤立しているのはそのためです。主の被造物(である人間)は主を愛していません。主はご自分を強制的に愛させることもできますが、それは愛といえるでしょうか。私はそう思いません。私は(映画を通して)こうしたメッセージを伝えることができるので、とても祝福されています。しかも、信じない人も含む多くの魂を主に立ち返らせることができる方法で伝えているのです」

先月末に全米で公開された映画「パウロ」で、カヴィーゼルは、使徒パウロ(ジェームズ・フォークナー演)の同労者であるルカ役を務める。キリストが死に復活してから約30年後、パウロはローマの監獄で衰弱し、皇帝ネロの命令で死刑の執行を待っていた。一方、初期のキリスト教徒らは極度の迫害を経験しており、ローマの悲劇的な火災の元凶だと非難されている。ルカはこのような状況の下で獄中のパウロを訪問し、地元のキリスト教徒らに希望をもたらすために、老練の使徒から教えを受けられることを期待する。

「パウロ」の脚本を受け取る前、カヴィーゼルは、友人の弁護士フランク・スチュワートの死や、アウシュビッツ強制収容所の訪問など、自身の人生を変える一連の出来事を経験した。しかし彼が最も影響を受けたのは、米海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」の友人らによって見せられた画像だったという。それは、昨年の聖金曜日に、過激派組織「イスラム国」(IS)によって十字架刑にされたキリスト教徒たちだった。

「私はこの脚本をもらって読みました。そして、すぐにこう思いました。『何てことだ。聖徒たちが殺害され、殺されている』と。私は、メンターであったフランクについても考えました。ルカにとってパウロがメンターだったように、フランクは私にとってメンターだったんだと思いました。有機的にそのようなことが起きたのです」

一方、カヴィーゼルは「私は映画を見ても、多くの場合余り感動しません。その映画が余りにも保守的だからとか、演技が強すぎるからではありません。それらの映画はせりふを変えていたり、(登場人物の)人間らしさが失われたりしているからです」と言う。「私がフォークナー(演じるパウロ)に見いだしたのは、映画の登場人物たちが持っていたであろうユーモアや人間関係でした」

カヴィーゼルはこの映画を通して、迫害の中にある教会に観衆の意識を向けられることを期待していると話す。迫害は、世界中に蔓延している今日の問題だからだ。カヴィーゼルは、パウロのように信仰の故にすべてを犠牲にするキリスト教徒たちから感化されたと言い、彼らは特別な形で神を愛したが故に人々の記憶に残るだろうと語った。

「ヤコブとヨハネが『わたしどもの一人をあなたの右に、もう一人を左に座らせてください』(マルコ10:37)と言ったとき、私にとって訴え掛けてくるものがありました。私は、パウロにも似たようなところがあると思いました。ルカも同じです。彼らは要求された以上のことをすることをいといませんでした。召される人は多いのですが、選ばれる人は少ないのです」

カヴィーゼルは、ルカの役を演じる前にシンプルな祈りをしたという。「主よ、私はこの世が私を見ることを望んでいません。ただあなたを見てほしいのです。ですから、私に近づいてください」

「その祈りは本当に会話のようなもので、私は心から祈りました。キリストほど真実な存在はありません。私の人生に実際に影響を与えた人は、私がスクリーンで演じた人物であり、イエスです」

犠牲や苦しみ、忠実さをテーマにした映画「パウロ」は、「天からの奇跡」や「天国は、ほんとうにある」の配給元であるソニー・ピクチャーズエンタテインメントから、今年のイースターを間近に控えた完璧なタイミングで公開された。この作品のせりふには、聖書から直接取られた言葉が静かに織り込まれている。カヴィーゼルは「頭の理解を超えて、心に直接届いてほしい」と期待する。

「製作者たちは聖書の言葉をそのまませりふにしました。台本はここにある本です。せりふはここに書かれています」とカヴィーゼルは言う。「私は友人を映画に連れて行ったのですが、彼は神を信じてもいないのに、監督は天才だと言いました。友人は監督のことを哲学者だと言っていました。『どうしてそう思うんだい』と私が尋ねると、友人は『僕はあのせりふが気に入ったんだ。「生きることはキリストであり、死ぬことは利益なのです」(フィリピ1:21)』。私は言いました。『それは実際にパウロが言った言葉だよ。知っているでしょ』と」

「でも、友人は知りませんでした」とカヴィーゼルは笑いながら言い、「僕たちは頭ごなしに聖書の思想をたたき込みたくなかったのです」と続けた。

「パッション」の続編「復活」(原題:The Resurrection)で、イエスの役をもう一度演じることが決まっているカヴィーゼルは、危機に直面したパウロとルカの揺るぎない忠実さが、分裂と不安に満ちた社会を励ますことを期待していると述べた。

「この映画の力は、映画を観終わった観衆が『うわー、悪に直面したときでさえ、神は私と一緒にいてくれる。もう恐れることはない』と言ってくれることです」

映画「パウロ」の撮影地は、地中海に浮かぶ島国マルタ。オリヴィエ・マルティネス(「S.W.A.T.」)、ジョアンヌ・ウォーリー(「A.D. 聖書は続く」)、ジョン・リンチ(「秘密の花園」「名犬ラッシー」)らが共演する。詳細は公式サイト(英語)を。

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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