百人一読―偉人と聖書の出会いから―(83)ジョン・ワナメーカー  篠原元

2018年2月27日14時03分 コラムニスト : 篠原元 印刷
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ジョン・ワナメーカー(1838~1922)
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ジョン・ワナメーカー。アメリカの百貨店経営者、そして郵政長官を務めた政治家でもあります。「マーケティングにおける先駆者」として知られる人物です。

そのワナメーカーにある時、記者が質問しました。「一番成功した投資は何か?」と。それに対し、ワナメーカーはこう答えました。「私は10歳の時に、最高の投資をしました。その時、2ドル75セントできれいな革の聖書を1冊買いました。これが私の人生の中で最も偉大な投資でした。なぜなら、その聖書が今日の私をつくったからです」(『100人の聖書』126、127ページ参照)

ワナメーカーにとって人生で一番偉大な投資、それは3ドルにもならない聖書を買ったときのものでした。そして、実際その投資が、ワナメーカー少年を、素晴らしい経営者、政治家にまで導いたわけです。

さて、話はそれるようですが、買い物は楽しいものでもありますよね。女性の皆さんは、ウィンドウショッピングが大好きなのではないでしょうか。どれを買おうか、迷いながら選ぶのが楽しい時なのでしょうね。でも、何を買うかで、かなりその後が変わってくる場合もあります。欠陥品を買ってしまったら、大変です。大きな買い物になればなるほど、間違ったもの(欠陥品や故障品、偽物)を買ってしまえば、とんでもないことになりますし、人生そのものにも影響を与えることになるはずです。

人生は出会いで決まるとか、人生は人脈で決まるとか、いろいろな言い方があるはずですが、ある意味、人生は何を買うかで決まるものかもしれません。でも確かに、人生は出会いでも決まります。「人生は出会いで決まる」とよく言われますから。

今年に入ってから、尊敬する師(牧師)と何度か、映画館に出掛けました。ちなみに、師と自分はラーメンが好きです。師は、私よりたくさんのラーメン店に通い、数多くのラーメンを食べてきたはずです。そして、師と自分は映画を見によく出掛けるのです。ある時は2人で、ある時は1人で。

師と見に行った今年の1作目は、米国の「ドリーム」という感動作。NASAで活躍した女性3人の物語です。そして、ラーメンの映画でもある、今年1月公開「ラーメンヘッズ」という作品、2人で見に行きました。

日本一の有名店、日本一並ぶであろう、中華蕎麦とみ田(千葉県・松戸市)。このお店はTRYラーメン大賞を何年も連続で受賞している名実ともに日本一の店です。その、とみ田の富田治氏を追うドキュメンタリー映画なのですが、スゴイです!富田氏の情熱、半端じゃないです。今や日本一のラーメン界のカリスマともいえる富田氏ですが、若い頃は荒れていたようです。その彼を変えたのが、ある「出会い」でした。ある時、「つけ麺の生みの親」「つけ麺の元祖」と呼ばれる、故山岸一雄の「東池袋大勝軒」で運命の1杯と出会います。

そして、そこから富田氏の人生が変わっていくのです。ついには、山岸氏の弟子に師事し、山岸氏の孫弟子に。2006年に独立し、今や日本一の行列店、殿堂入りの店です。まさに、1杯との出会いが富田氏の人生を変えたともいえるのではないでしょうか。そうです。確かに、人生は出会いでも決まります。人や、会社、モノ、1杯のラーメン、1冊の本などとの出会いで変わるものです。

違う観点から見れば、ある意味、富田氏の人生は「売り買い」で変わったともいえるのではないでしょうか。ある日、東池袋大勝軒である1杯が売られ、それを富田氏が買って食べる。その1杯を買って、食することにより、富田氏の人生が変わり、今の中華蕎麦とみ田があるともいえるのではないでしょうか。

あまり言われませんが、やっぱり「売り買い」で人生は決まるともいえます。また、何を売るかで決まるものではないでしょうか。究極のラーメンやつけ麺を売るならば、ある人の人生を変えることもできるでしょうし、空腹な人たちの胃を満たしてあげることができます。しかし、 違法なものを売って、かなりもうける人々もいるでしょう。でも、逮捕されるリスクはつきものです。そして何より、売っているものにより、多くの人々の人生を破壊へ導いているという事実は積もり続けます。

また、違法なものを買っているならば、人生破壊されます。クスリなんて買っていれば、逮捕される日が来るかもしれませんし、自分の体をおかしくします。また、ポルノやわいせつな雑誌、DVDを購入して部屋に置いているなら、堂々と来客に見せることなんてできませんよね。これが、聖書だったらどうでしょうか。堂々と、部屋の真ん中のテーブルにバーンと置いておくことができます。聞かれたら、「世界のベストセラーですよ!」と言って、誇ることができますね。エロ本を置いているか、世界のベストセラー聖書を置いているか、えらい差です。

さて現代は、多くのモノが売られています。とんでもない商売がたくさん横行している時代です。確かに、日本には奴隷制度はないかもしれませんが、どうでしょうか。モノではない、人がモノのようにいろいろな形で売り買いされています。皆さんが住む同じ日本で、今も、堂々と性が売られ、買われています。女性の体が買われていますね。

売春や風俗、援助交際、JKビジネスなどで、女性の性が買われているのです。自分の体を売っている女性がいる。そして、女性の体を買っている男性がいるわけです。1人の人間として、素晴らしい人格を持っている人(女性)を買うなどということが良いことでしょうか。

かけがえのない自分、世界に1人だけの自分自身を売ってしまってよいのでしょうか。あなたがどう考えようが、世界のベストセラーである聖書では、キリストの神様は、あなたのことを愛していると教えています。どうか、自分を安く見ないでください。世界のベストセラーである聖書は、男性のことも女性のことも等しく愛しているからこそ、多くの教えを与えています。

男性にも女性にも、性を売るなと語っているのです。男性にも女性にも、性を買うようなことをするなと語っているのです。そういうこと(性の売り買いなど)をしないで、自分の体を本当に大事にしていてほしいのです。キリストの神様は。それが、あなたの幸せにつながるからですね。

以上、性の売り買いについて長く述べましたが、そんなことをしていないとしても、私たち人間は、 毎日、多くのモノを売り買いして生きています。売り買いしているからこそ、生活もできるし、ご飯も食べることができます。そして、「売り買い」とは、お金が関わることですから、「投資」ともいえるのではないでしょうか。なぜなら、売り買いの結果は、必ず自分の未来に響くからです。

危険な食品添加物たっぷりのものを購入して食べていれば、その投資結果として将来自分の体に何か悪いモノを来すはずです。健康に気を付けて体に良いものを購入して食べていれば、その投資結果は今の健康としても、将来の長寿としても現れるはずです。

とすると、女性の体をお金で買うようなことをしているなら、その人の将来に何らかの問題が起こるのは当然のことです。性病や家庭崩壊、また借金や逮捕など、いろいろ考えられますよね。このようなことをしていて、良いものを期待することは不可能です。また、自分の体を売ってお金を得ているならば、自分の体にいつか悪影響が出てくることは避けられないでしょう。これもまた、性病や妊娠、中絶、犯罪に巻き込まれる危険や逮捕など、いろいろ考えられます。

良い投資(売り買い)をすれば、良い結果が必然的に出てくるでしょうし、悪い投資(売り買い)をするならば、いつか、大きな損失やダメージを被ります。聖書の中に、「思い違いをしてはいけない。・・・人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになる」というような言葉がありますが、良い種を蒔けば、確かに良い収穫を見込めますよね。反対に人は、悪い投資(売買)をしているなら、いつかそのツケを払うことになってしまいます。

今日から、投資(売り買い)に気を付けましょう。もし、お金を払って女性の体を買い、己の欲望を満足させているならば、そんなことをしていて良い結果を将来得ることができるのかお考えください。もし、自分の体を売ってお金を得ているならば、それが将来の自分に良いものを生み出すかをお考えください。

正しくお金を得る方法はちゃんとあります。必死に汗水流して働く人がたくさんいます。都内が本当に寒かったある日、駅の高架下で若い女性がジャンバーを着て、ティッシュを配っていました。金もうけでも、いろいろ方法はあるでしょう。寒い思いもせずに、服を脱いで、手っ取り早くたくさんもうける方法もあるでしょう。

でも、外で寒い思いして、いい意味で体を使って、時間も使って、前述の方法よりは少ない時給を得る人たちもいます。映画「リベンジgirl」(2017年12月公開、桐谷美玲さん主演)では、ある女性が、しかも彼女は妊婦なのですが、必死になって生活のためにティッシュを配っています、雨の中。一方で、映画「天使の恋」(2009年11月公開、佐々木希さん主演)では、女子高生たちが援助交際で大金を手にします。

金もうけも、金の支払いも、正しい方法でするときに将来への良い投資となります。性の売り買いなんてやめましょう。そんなもの、将来への悪影響しかもたらさないことは明らかです。悪影響しかもたらさないことのためにお金を払うのでしょうか。また、大事な体を男性に明け渡すのでしょうか。性を売ること、性を買うこと、いろいろな悪い売り買いをやめて、正しい生活を始めませんか。

1杯のラーメンを真剣に売っている男(女)たちがいます。中華蕎麦とみ田の富田氏のようなラーメンに懸ける人がいます。くだらないこと、将来に悪影響しかもたらさないことのためにお金を使っているのならば、健全な投資(買い)生活にシフトチェンジして、始められることをオススメします。

聖書と関係ないように見えますが、お金を使って絶対的に悪い方向に行ってしまうなら、一般的に健全と見られることに行く方がよいです。本当に、聖書と関係ないように思われるかもしれませんが、「ラーメンの食べ歩き」です。そこに、自分のお金を投資するのです。

たかがラーメン、されどラーメン。1杯のラーメンの奥深さ、1杯のラーメンとの出会いにある感動。スゴイものが時にはあるはずです。申し訳ありませんが、そこらへんの中華料理店の味噌ラーメンやチェーン店の醤油ラーメン、インスタントラーメンと一緒にしてはいけないものが、本当のラーメン店にはあります。中華蕎麦とみ田や超有名店は難しいでしょうが、ラーメンデーターベースというサイトがありますから、自宅や職場の近くのラーメン店をチェックしてみてください。素晴らしい1杯との出会いがあるはずです。

どうしても、日本一の中華蕎麦とみ田にトライしたいという方は、始発の電車で向かって、早朝から並ばれることをオススメします。私もラーメン好きですが、そこまでしようとは思いませんから、とみ田には行けそうにありません。師は、1度行ったそうですが!でも、昔は、家族で有名店に行って並んででも食べたことがよくありました。

俺の空(新宿区)、麺処くるり(現・大塚屋)、風雲児(新宿区)、 麺処ほん田(北区)、六厘舎(品川区)、頑者(川越市)など、かなり並んだものです。貴生(葛飾区)という長年通った店が閉店する際は、長蛇の列に並びました。弟と従弟と3人で年末の大雨の中、びしょ濡れになりながら、麺屋一燈(江戸川区)という店のラーメンを求めて長時間並んだあの日を思い出します。

さすがに、最近は並ぶ時間ももったいないし、そんなにラーメンを求める思いも一時期に比べて減りましたから並ばないで済むけれども、うまい店を何店かおさえて、ラーメンならその中のどれかに行きます。ラーメン屋巡り、ラーメン食べ歩きという投資。驚愕の1杯との出会い、ラーメンのプロとの出会い、よい街の発見が見込めます!オススメです。

ここで終わると「ラーメンで投資しましょう」で終わることになって、「ラーメンをすすめて終わりかよ。ラーメン評論家か?」と思われかねません。「百人一杯―私とラーメンの出会いから―」になってしまったら大変ですし、そうなると、何のためのコラムか分からなくなりますので、最後に、最高の投資方法をご紹介します。

ぜひ今日から、最高の投資を始めませんか。ラーメン食べ歩き、1杯のラーメンへの投資よりも上手を行く、最高の投資です。この最高の投資をする投資家になるためには、そんなにお金はかかりません。千円くらいからできるのではないでしょうか。それは、ラーメンを食べ歩くとか、株を買うとか、土地を買うとかでなく、1冊の聖書を買うという投資です。

デメリットはありません。メリットは多くあります。その証拠として、この投資は、ワナメーカーという男性を偉大な百貨店経営者、政治家にしたのです。だから私たちも、この投資で成功できるのです!失敗する投資もあるでしょう。ウマい話には、何かあるはずです。株も損することがあるでしょう。土地を買ってもうまくいかないこともあるでしょう。

ラーメンの食べ歩きは、過ぎると太りますし、時には自分の好みでない1杯と苦闘することもあるはずです。でもこの投資は、ウマくいくだけのものです。もう、成功の前例ワナメーカーさんもいるので、安心じゃないですか。聖書を購入して、聖書を読む。それが、いつか大きな報いや繁栄をもたらしてくれるのです。これこそ、世界一安全な最大の投資ですね!

さあ、今日から投資家になって、1冊の本に投資しませんか?絶対に損をしない世界一安全な投資、「聖書DE投資!」を始めましょう。

次回の「百人一読」は、マッカーサーです!

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【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書

『100人の聖書』

本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
――峯野龍弘牧師(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会)

ご注文は、全国の書店・キリスト教書店、Amazon、または、イーグレープのホームページにて。

篠原元

篠原元(しのはら・げん)

1991年7月、東京都千代田区生まれ。プロテスタント・炎リバイバル教会伝道師。JTJ宣教神学校卒業、アンテオケ国際宣教神学校卒業、同神学院中退。現在、VIPクラブ、キリスト教各団体、ホテルなどにて講演、またテレビ番組「ライフ・ライン」などに出演するなど多方面で活動中。2017年1月に有志のメンバーにより設立された社会福祉活動団体「100人の聖書基金」の、学校・児童養護施設・病院などへの書籍寄贈活動に著者として携わっている。著書に『100人の聖書』(発行:イーグレープがある。

各種依頼などに関する問い合わせは、以下の教会ホームページまたは「100人の聖書基金」ホームページを参照。

炎リバイバル教会ホームページ
「100人の聖書基金」ホームページ

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