牧師の小窓(109)乙女マリアの信仰 福江等

2017年12月4日19時35分 コラムニスト : 福江等 印刷
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乙女マリアが天使ガブリエルから聞いたメッセージは驚くべきものでした。彼女から世の救い主がお生まれになるというものです。しかも、それは聖霊によってみごもるという途方もない知らせでした。不思議がっているマリアに天使ガブリエルが言った言葉は、「神にとって不可能なことは一つもありません」というものです。

神様がなそうとされることに不可能なことは何1つないという聖書の真理を、私たちはそのまま受け取ることができるでしょうか。私たちは自分たちのはかりで物事を計る習慣がありますから、世間一般の常識の中で物事を考えたり計画したりすることがほとんどではないかと思います。世間一般の常識を超えて神様が事を起こされるということに目が開かれることを信仰と呼んでよいかと思います。

私は刑務所で教誨(きょうかい)師の奉仕をしておりますが、そこでも不思議なことが起こっています。先日、刑務所の中でクリスマスの集会を開催いたしました。外部からゴスペルシンガーを特別ゲストとしてお招きして、クリスマスの歌を歌っていただきました。

その方がお証しの中でおっしゃったのですが、その方の教会に最近、刑期を終えて出所された青年が礼拝に来ておられて、つい先日洗礼を受けられたと言われるのです。その青年というのは、刑に服していたときに私どもの主催する刑務所での聖書の学びに出席していた方で、個人的にも何度かお話をしたことがある方でした。

その方が出所して、なんと本当に教会に通い始め、洗礼を受けられたという知らせに驚くとともに、感謝にあふれました。そして、アパートも借りることができて、今は教会のさまざまなご奉仕のお手伝いをしながら、仕事を探しているというのです。社会復帰に向けて一歩ずつ前進しているのです。主のなさることは本当に素晴らしいことです。

その青年には、今も時々困難もあるらしく、誰かと感情的にぶつかるとかたくなにその人を赦(ゆる)さないという部分があるけれども、祈っているうちに赦せるようになりつつあるそうです。祈りと御言葉によって大きく前進しているとのことです。ゲストの美しく力強いクリスマスの賛美とともに、このような証しを聞くことができて本当にうれしく思いました。

今年のクリスマス、「神にとって不可能なことは一つもありません」という聖書の約束を、マリアのごとく素直に信じ受け入れる者となろうではありませんか。

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福江等

福江等(ふくえ・ひとし)

1947年、香川県生まれ。1966年、上智大学文学部英文科に入学。1984年、ボストン大学大学院卒、神学博士号修得。1973年、高知加賀野井キリスト教会創立。2001年(フィリピン)アジア・パシフィック・ナザレン神学大学院教授、学長。現在、高知加賀野井キリスト教会牧師、高知刑務所教誨師、高知県立大学非常勤講師。著書に『主が聖であられるように』(訳書)、『聖化の説教[旧約篇Ⅱ]―牧師17人が語るホーリネスの恵み』(共著)など。

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