プロの心と生き方 菅野直基

2017年11月1日07時17分 コラムニスト : 菅野直基 印刷
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自宅近くでお昼に外食するときは、あるそば屋にいつも食べに行きます。理由は、味と気配りにほれ込んでいるからです。

まず安いのに味がいいのです。店主に聞くと、仕入れ可能なすべての製麺屋さんのうどんとそばを自分の舌で味わって、心底納得できるものを使っているそうです。麺つゆも相当こだわっているそうです。

私の「出前牧師」の称号の由来は、通信教育の高校生時代にそば屋の出前の仕事をしていたところから来ていますが、当時1年300日以上食べても飽きることなく、余ったら持ち帰って食べたほどのうどんとそば好きの私が、納得できる味なのです。

さらに気配りがすごいです。行くたびにこちらが恐縮してしまうくらい、細かい気配りとサービス、そして、私はいつもスペシャルメニューを頼みますが、細部まで覚えていてくれて、嫌な顔一つしないこのそば屋の店主にプロの心を感じます。私も、こういう心を持った人になりたいなあと思わされます。

私は二十歳の時、牧師になる訓練と教育を受けるため、神学校に入学しました。若い私には、その訓練があまりに厳しく感じたものですが、牧師となった今、本当に大切なことを教えていただいたと感謝しています。

神学校で学んだことは、ひと言で言えば、「プロの牧師になる」ことです。牧師にアマチュアやプロフェッショナルがいるかどうか分かりませんが、心構えのことだと思います。

27歳の時に伝道師となり、30歳で牧師となりましたが、若い頃の私は、燃える情熱でただ一生懸命だったことを思い出します。その時は、それで良かったと思いますが、だんだん必要になってきたことは、自分のスタンスを明確にすることです。

やはり聖書が絶対的な基準になりますが、自分なりに「できること」と「できないこと」の区分、「牧師として超えてはいけない一線」「ここまでは妥協できるけれど、ここからは妥協できない」という線引きなどを明確にせざるを得なくなりました。

なぜならば、どう判断したらいいか悩み、困るような出来事がよく起こるからです。でも今は、難しい判断を迫られたときにも、素早く決断し、対応することができます。また、そば屋の店主のように、納得できないことはやらないことに決めています。

あとは、愛を込めて、体を張り、命を懸けることです。口で話し、文章で書くのは難しくありませんが、それを実践し続けることはとても難しいことです。そのために、毎日聖書を読み、祈ることで、神の聖霊に満たされることが鍵です。

皆さんは、職業や立場、人生においてプロですか。プロかアマかというのは抽象的な表現ですので、違う言葉を使うならば、ナンバー1を目指していますか。私は、「ナンバー1よりオンリー1を求めましょう」と何度も語ってきました。それは、人と比べるのではなく、自分を生きることに徹してほしいからです。

しかし、もしあなたが学校の先生ならば、日本一の学校の教師を目指してください。もしあなたがタクシーの運転手ならば、日本一のタクシードライバーを目指してください。もしあなたが主婦ならば、日本一の主婦を目指してください。

「愛する兄弟たちよ。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っているのですから」(1コリント15:58)と聖書には書かれています。

誰にも知られていなくてもいいのです。人と比較して、劣等感や優越感に浸ることなく、与えられた使命、仕事、職務に忠実であり、より良くできるように日々精進しながら、愛を込めて、体を張り、命を懸けることです。

あなたが「佐藤一夫」さんなら「日本一の佐藤一夫」に、あなたの名前が「鈴木一子」さんなら「日本一の佐藤一子」になってください。それがプロの心です。そんな生き方があなたを最高に輝かせ、より良い日本にしていくのです。

今日も良い1日でありますように。祝福を祈ります。

菅野直基

菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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