教会がハロウィンを取り戻すべき理由

2017年10月30日15時29分 翻訳者 : 岡本告 印刷
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ハロウィン用に販売されている大きなカボチャ(写真:Raysonho @Open Grid Scheduler / Grid Engine)
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夫のマークと私は、この秋に私たちの最初の子どもが生まれるのを楽しみにしています。私たちは、この小さな新しい命という贈り物のことで、信じられないほど興奮し、感謝に満ちあふれています。しかし、少し心配していることがあります。赤ちゃんが10月31日に生まれる予定なのです。そうです。私たちの小さな男の子の出産予定日がハロウィンなのです。

私は、出産予定日に生まれる赤ちゃんが全体のたった4パーセントにすぎないことを知っています。私の赤ちゃんはきっとその少数派には入らず、少し遅れて、「死者の日」(11月2日、死者のために祈りをささげるキリスト教の祭日)と「ガイ・フォークス・ナイト」(11月5日、英国の記念日)の間のいつかに生まれるでしょう。でも私は、この子のためだけの1日を持ちたいので、理想的にはこの2つの記念日以外に生まれてほしいと願っています。

私は、ハロウィンに参加することを許されないクリスチャンホームで育ちました。そのため、幽霊やグール(屍食鬼=ししょくき)、さまざまな怖いキャラクターと関わりのあるハロウィンが最初の子どもの特別な日というのは、うれしいものではありません。小さい頃、近所の子どもたちがハロウィンの夜に「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ)」と言って家々を訪ねているとき、私は姉や妹と共に部屋の明かりを消して、自分たちが家にいると思われないようにしたこともあります。

私は、ハロウィンのパーティーにも行ったことがありません。しかし驚くべきことに、主として大西洋の向こうからのますます大きくなる影響によって、ハロウィンは今、英国でもクリスマスとイースターに次ぐ、3番目に個人消費が活発な商戦期間となっています。

人気が高くなってきているため、クリスチャンは徐々にハロウィンと関わるか、あるいは代案を提供するか、道を見いだそうとしています。ハロウィンは、古代ケルト人の祭が起源とされていますが、皮肉なことに「ハロウィン(Halloween)」という名称はキリスト教に由来します。キリスト教の祭日である「諸聖徒の日(All Hallows’ Day)」(11月1日)の前夜を指す「All Hallows’ Eve」の短縮形が語源なのです。ハロウィンの翌日である「諸聖人の日」に教会は、キリストの死に対する勝利と、キリストを信じる者たちに与えられる死を超えた永遠のいのちを祝うのです。

おそらく今は、私たちがハロウィンを取り戻す時です。

クリスチャンホームの両親や教会のユースリーダーたちは、子どもたちと、よりキリストを中心に据えた創造的な方法で関わることが、これまで以上に大切になるでしょう。クリスチャンとして、私たちは神が置かれた地域社会で地の塩、世の光となるように召されているからです。私たちは、使徒パウロのように、文化との接点を見つける一方で、そこに矛盾があれば、そうした点を見いだすようにチャレンジを受けています。世にあって世に属さず、私たちの時代に広まっている物語に関わりつつ、より良い道を指し示すようにと、チャレンジを受けているのです。

そこで英国ワールド・ビジョンでは今年、「パンプキン・ヒーローズ」(英語)という企画を始めました。これは聖書に基づいたプログラムで、主役はカボチャのパッチです。諸教会と地域社会の子どもたちに、世界中にいる恵まれない子どもたちのことを考えさせながら、積極的な方法でハロウィンに対応できるよう企画しました。

私たちは、パンプキン・ヒーローズが、英国中の教会の4歳から10歳までの子どもたちのために、彼らの地域社会で光と愛を広めることを望んでいます。子どもたちは、絵本の読み語りや工作、ゲーム、カボチャのパーティーなど、たくさんのプログラムを通して近所巡りを楽しむでしょう。この取り組みは、ハロウィンに対し世とは異なったアプローチをしたいと思っているクリスチャンにぴったりです。

私たちは、イエスが世の光であり、私たち一人一人に豊かな命をもたらすために、この世に来てくださったと信じています。しかし世界中の何百万人もの子どもたちにとって、満ち足りた生活は彼らの日々の生活の現実からはるかに離れているように思われるのです。私たちのビジョンは、すべての子どもが愛され、守られ、必要なケアを受けられる、健康と教育に恵まれた世界を実現することです。そのため私たちは、長期的な変化をもたらそうと100カ国近くで働きを行っています。私たちは、意思決定がなされる場で子どもたちが発言権を持てるようにし、迅速な緊急援助により毎年世界で2億5千万人以上を助けています。

「希望の民」として、私たちは支援する子どもたちが恐怖から自由にされた生活を送ることを望んでいます。私たちは、ハロウィンを「希望の夜」に変える何と良い機会を持っているのでしょうか。それは、子どもたちに地域社会のためのキリストの愛を実践させること、それだけでなく、世界中にいる貧しい子どもたちのことを考え、祈ることができるようにすることによってです。神は、私たちの子どもを愛してくださるのと同じように、恵まれない子どもたちのことを愛しておられるのです。

英国ワールド・ビジョンは、超教派の国際団体である「聖書同盟」やキリスト教放送局の「UCB」、キリスト教グッズを販売する「ミーニングフル・チョコレート・カンパニー」と協力して、パンプキン・ヒーローズを開催します。皆さんもぜひ参加しませんか?

チネ・マクドナルド(Chine McDonald):英国ワールド・ビジョン「キリスト教感化・エンゲージメント部」部長。英国福音同盟(EA)元広報部長。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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