ホームレスに夜間シェルターを 教会、シナゴーグ、モスクが協力 英国

2017年10月12日18時36分 翻訳者 : 岡本告 印刷
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ホームレス支援の募金を集めるため、自ら路上で夜を過ごすピカデリー聖ジェームス教会(英国国教会)のルーシー・ウィンケット牧師(写真:ウェスト・ロンドン・ミッション=WLM)
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英ロンドンで活動するメソジスト派の団体「ウェスト・ロンドン・ミッション」(WLM)が、寒い冬が始まるのを前に、今年もホームレスに一時的な宿泊スペースを提供する「夜間シェルター」を始めた。今年は初めてモスクも提供施設の1つとして加わる。英国内では同様の活動が90以上あるが、キリスト教の教会とユダヤ教のシナゴーグ、またイスラム教のモスクが協力する例は他にないという。

WLMの夜間シェルターは、2010年に4つの教会が協力して始まった。現在は、異なる教派に属する13教会と、西ロンドン・シナゴーグ、そして今年からアル・マナー・モスクが協力するようになった。関わるボランティアは160人以上に上る。

WLMのジョン・クート代表は、「夜間シェルターは、行動に表された信仰の偉大な模範です。過去数年間、夜間シェルターの働きは路上生活をしている何百人ものホームレスを助け、安全で暖かな環境を提供してきました。夜間シェルターの働きは政府から少しも資金を受け取っていません。活動全体は信仰によって動かされています。この働きは多くの教会を団結させ、現在、他の信仰を持つ人々も働きに加わっています。対立する時代の中にあって、これは一致を示す重要な模範なのです」と言う。

アル・マナー・モスクのアブドゥラーマン・サイード代表は、「私たちの人道的、宗教的義務の1つは、恵まれない人たちを支援することです。私たちの地域には貧しい人たちがおり、可能なあらゆる支援を提供することは私たちの使命なのです。私たちは、困窮していたり、ホームレスになっていたり、助けを必要とする人々の役に立つことができることをうれしく思います」と話す。

昨シーズンは、ホームレス54人が夜間シェルターを利用し、そのうち25人が長期滞在可能な住居の斡旋を受けた。また、支援を受けた10人が仕事に就くことができた。昨年失業し、夜間シェルターを利用したある男性は、次のように話す。

「(夜間シェルターで)私はシャワーを浴びることができ、食べ物を与えられ、面接に行くための電車の切符とアドバイスをもらうことができました。WLMは、地元のホテルで働くシェフの面接を受けられるように支援してくれたのです。面接に受かり、それ以来、フルタイムで働いています。WLMの夜間シェルターに宿泊することができて幸運でした。数カ月後には十分なお金がたまり、現在は自分で住む場所を借りています。WLMのすべてのスタッフは、私を助けるためにそこにいてくれたのです」

WLMが夜間シェルターを開設するのは今年で8年目。WLM自体は1887年、ホームレス支援や貧困対策を目的に設立され、この10月に130周年を迎えた。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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