サッカー選手から神学生へ 日本ナザレン神学校3年生 満山浩之さん

2017年9月10日06時41分 記者 : 守田早生里 印刷
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+サッカー選手から神学生へ 日本ナザレン神学校3年生 満山浩之さん
日本ナザレン神学校入学当時の満山浩之さん
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サッカー王国ブラジルでプロのサッカー選手として活躍してきた満山浩之さん。はつらつとした風貌、スポーツ選手らしい話しぶりは、彼が神からの召しを受けて牧者を目指す神学生だということを一瞬忘れさせる。満山さんは現在、日本ナザレン神学校の3年生。来年3月に卒業を控えた今の心境をインタビューした。

――ブラジルから帰国されたのは?

ブラジルの後、東欧のエストニアでも数年プレーして、2013年3月、29歳の時に帰国しました。

――帰国後は?

29歳というと、サッカー選手としてはもうベテランです。よっぽど名のある有名選手でない限り、選手としてプレーするのは難しくなります。私もそれを十分知っていたので、帰国後はプレーヤーとしての人生は終わりだなと思っていました。

――一般企業に就職を?

介護の仕事に就きました。これが私にとって大きな転機となりました。介護の仕事はとても楽しかったです。利用者の方々と体操をしたり、ちょっとした運動をしたりして、とても喜んでいただきました。ただ、その時思ったのは、「僕はこの人たちの身体的な支えをしてあげることはできるかもしれない。でも、魂を救うお手伝いは、御言葉を伝えないとできない」ということです。

――信仰に導かれたのはいつ頃?

ブラジルでは皆、試合前に祈るんですよ。「主の祈り」と、カトリックの国なので「アヴェ・マリアの祈り」ですね。それはプロのチームだけではなくて、小さな子どもたちのチームも同じ。思えば、その頃からチームメートと心を1つにして祈っていたように思いますが、洗礼を受けるなど、具体的に信仰告白をすることはありませんでした。ちなみに、「主の祈り」は日本語より先にポルトガル語で覚えたんですよ(笑)。

サッカー選手から神学生へ 導かれた道を喜びのうちに
「講壇に立つ時は緊張します」と満山さん

――洗礼は帰国後?

はい。さまざまな困難や悩みの壁にぶつかる中でナザレン小岩教会に導かれ、受洗しました。当時、友人だった今の妻の父親がナザレン教団の牧師で、彼女に紹介してもらったのがその教会だったのです。

――牧者として召されたと感じたのは?

先ほどお話しした介護の仕事をしている時です。ご高齢の方々と接していて、「あと少しでこの人たちの地上の人生が終わる」と思った時、やはり「魂の救いを手伝う人になりたい」と思ったのがきっかけです。僕が「神学校に行きたい」と話した時、妻は正直戸惑ったようです。これまでずっと牧師一家という特殊な家庭で育ってきたので、自分だけは普通の家庭を作りたいと(笑)。しかし、神様の導きには2人とも逆らえませんでした。

――神学校の生活はいかがですか。

楽しいですが、苦労もありますね。毎日の授業と課題。それに、派遣教会での奉仕もあります。時間との戦いです。しかし、毎日、さまざまな先生から聖書を学べるので、喜びの方が大きいです。

――講壇に立たれることも?

あります。とても緊張しますが、何日もかけて説教を準備して、よく祈って臨みます。講壇に立つことに早く慣れたいですね。

サッカー選手から神学生へ 導かれた道を喜びのうちに
子どもとサッカーは大好き。将来は、サッカーを通して「子どもたちに伝道を」と話す。

――日本の教会は子どもや若者が少ないですが、何かアイデアはありますか。

教会の中で待っているだけではなく、外に出ることだと思います。アウトリーチですね。外にどんどん出て行って、子どもたちや若者と関係作りをすること。祈りつつ、そのようなことを求めていけばよいのではないでしょうか。

――どんな牧者に?

神様が導いてくださるままに動くだけだと思っています。スポーツを通してのミニストリーには興味があるので、もし神様が望まれるなら、サッカーを通して子どもたちに神様の愛を伝えたいですね。子どもが大好きなんですよ。小学生くらいの子を見ると、わくわくします。すぐにトラクトを渡したくなるんです。来年、ナザレン神学校を卒業する予定です。僕の生活も大きく変わるでしょう。しかし、御言葉を伝える者として仕えていきたいです。

満山さんは現在、教会や障がい児の施設などで子どもたちと一緒にサッカーを楽しんでいる。その生き生きとした様子は、まさにその存在を通してキリストを証しする者の姿だった。

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