沖縄ヘリパッド反対運動で逮捕の牧師に有罪判決、控訴の方針

2017年7月28日22時20分 記者 : 内田周作 印刷
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沖縄・米軍北部訓練場のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)移設工事に対する反対運動中に、防衛省職員にけがを負わせたとして、傷害などの容疑で逮捕されていた吉田慈(しげる)牧師(日本基督教団林間つきみ野教会=神奈川県大和市、32)に対し、那覇地裁は27日、懲役1年6月、執行猶予3年の判決を下した。弁護側は控訴する方針だという。共同通信が伝えた。

判決によると、吉田牧師は昨年8月25日、ヘリパッドの移設工事の反対運動中に、防衛省・沖縄防衛局の男性職員の肩をつかんで揺さぶるなどの暴行を加え、公務執行を妨害し、打撲など約2週間のけがをさせたという。同通信によると、柴田寿宏裁判長は判決理由で、吉田牧師の行為は行き過ぎで、反対運動の一環であっても正当化できないとした。

吉田牧師は昨年10月20日、沖縄平和運動センターの山城博治議長(同17日に別件ですでに逮捕)らと共に、防衛省職員に対する傷害と公務執行妨害の容疑で逮捕された。事件をめぐっては、吉田牧師が所属する日本基督教団内の一部の教区が、「ヘリパッド建設への抗議行動を弾圧するために行われた、不当な逮捕」などとする抗議声明を発表。逮捕が、暴行のあったとされる日から約2カ月後であったことや、防衛省職員のけがの内容に対して疑念を示していた。

「山城博治さんたちの完全無罪を勝ちとる会」が発行する「公判闘争ニュース」(第3号)によると、吉田牧師や山城議長らは共犯として起訴されたが、吉田牧師の公判手続きは第1回公判で分離され、別個に審理が進められていた。山城議長らの第6回公判(7月6日)では、吉田牧師や防衛省職員の診断書を作成した医師が証人として供述。吉田牧師は当時の様子について話し、医師は全治2週間とした理由について、右上肢にあった内出血のような変色が消えるのに2週間ほどかかるとみたこと、また防衛省職員からの希望もあり、そのようにしたと供述した。

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