わが人生と味の道(62)エデンの園の食卓・その1 種が大事 荘明義

2017年7月27日13時52分 コラムニスト : 荘明義 印刷
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今日は、皆さんをエデンの園にご案内いたします。

これから皆さんと、私たち人間の体にとってどういう食べ物が一番適しているのか、どう食べたらよくないのか、健康に一番近いのか、ということを聖書から一緒に学んでみたいと思います。

私たちの食生活のために、神様はどのようなものを地球上に用意されたのかを、創世記1章11、12節で見ることができます。神様は天地を創造され、水を上と下に分けて、陸と海を造られました。海ができるということは、その中に塩気がありますね。ですから、神様はまず人間がこの世に存在する前に、水と空気、塩を用意されました。

「神は仰せられた。『地が植物、すなわち種を生じる草やその中に種がある実を結ぶ果樹を、種類にしたがって、地の上に芽ばえさせよ。』そのようになった。地は植物、すなわち種を生じる草を、種類にしたがって、またその中に種がある実を結ぶ木を、種類にしたがって生じさせた。神はそれを見て良しとされた」(創世記1:11、12)

ここで何回も繰り返されているのは、「種」という言葉です。皆さんは普段、ぶどうは種ありを召し上がっていますか。それとも、種なしを召し上がっていますか。私の周りでは、種なしを召し上がっている方が多いようです。

では、種なしぶどうの作り方をご説明します。ぶどうの枝にぶどうが花をつけます。ちょうど花がついたところに、ジベレリンという農薬を水で薄め、コップに入れて、この花一つ一つにつけていくのです。ですから、花が開花したときに、タイミングが狂うと種ができてしまうので、農家は寝る暇も惜しんでこの作業をします。とても大変ですね。

そして、これはホルモンの調整をする農薬ですから、どんどん実が大きくなるのです。種ができずに、実が大きくなりますから、房は大きくなって、とうもろこしのようにぶどうの実がはち切れそうになります。ですから、今度は1房ずつ選定をしながら、余分な実を取っていかないと、全部がだめになってしまう。一方では農薬をつけ、もう一方では実を取っていく。とても手間ひまがかかります。従って、コストも上がってくるわけです。

エジプトのある専門家がこのジベレリンというものを動物実験したときに、乳がんとか肺がんが検出されたという報告が、アメリカで紹介されました。もともと私たちが食べるべきものというのは、種が存在しなければいけないのです。

そこからまたさらに花を咲かせて種を取る。このように循環しています。中には、大賀ハスのように何千年前の種が花を咲かせることもあります。種というのは、時間をおいても中に命が宿っているのです。種が大事ということです。

お米もそうですね。白米にしたものというのは、時間がたつと酸化します。そして腐敗します。ところが玄米というのは、時間がたっても、水につけて条件さえ兼ねれば、また芽が出ます。命がそこに宿っているわけです。

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荘明義

荘明義(そう・あきよし)

1944年中国・貴州省生まれ。4歳のときに来日、14歳で中華料理の世界に入り、四川料理の大家である故・陳建民氏に師事、その3番弟子。田村町四川飯店で修行、16歳で六本木四川飯店副料理長、17歳で横浜・重慶飯店の料理長となる。33歳で大龍門の総料理長となり、中華冷凍食品の開発に従事、35歳の時に(有)荘味道開発研究所設立、39歳で中華冷凍食品メーカー(株)大龍専務取締役、その後68歳で商品開発と味作りのコンサルタント、他に料理学校の講師、テレビや雑誌などのメディアに登場して中華料理の普及に努めてきた。神奈川・横浜華僑基督教会長老。著書に『わが人生と味の道』(イーグレープ)。

横浜華僑キリスト教会ホームページ
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