FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねる旅(53)スイス1回目視察シリーズ⑨最終回 西村晴道

2017年7月18日07時46分 コラムニスト : 西村晴道 印刷
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スイス1回目視察シリーズ ⑨ 最終回
ジュネーブ、ロマンモティエの2教会堂
訪問日 1999年5月4日

FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねる旅(52)スイス1回目視察シリーズ⑨最終回 西村晴道
FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねる旅(52)スイス1回目視察シリーズ⑨最終回 西村晴道

ジュネーブ在住の岸井敏牧師(元ルーテル世界連盟勤務、著書『赤十字巡礼』他)と典子夫人は、1999年4月、2003年9月の2度にわたるスイス建築視察(教会堂、高級ホテル等)で、車(栗色のベンツ)を運転して全行程を案内し、感動する私たちと共に喜んでくださった。

1999年4月28日、岸井牧師夫妻と私たち夫婦の4人は、ジュネーブを出発し、時計と反対回りにシオン、インターラーケン、ルッツェルン、アッペンツェル、チューリヒとひたすら教会を訪ねて車を走らせ、この後ベルンの町を見て、5月3日、ジュネーブに帰ってきた。スイスを1周6日間、約1300キロの走行距離。

無事、長い旅を終え、岸井牧師のお宅で、ベルンの町で買ったニジマスの塩焼き、白いご飯、サラダ、味噌汁、デザートの夕食、本当においしかったこと。奥様の心のこもったお料理は忘れられない。

訪問先の教会やホテルについて事前の下調べ、見学の依頼、交渉、効率的なルートを考え、日程作成、車の運転、牧師の豊富な知識と経験による通訳と説明など、岸井牧師がいなければ、こんなに中身の濃い充実した視察は実現できなかった。感謝してもしきれないほどだ。

A 世界ルーテル連盟(LWF、岸井敏牧師の元勤務先)・世界教会協議会(WCC)チャペル

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B ロマンモティエのスイス最古の教会と修道院(教会はカトリックとプロテスタントの共同使用)

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A 世界ルーテル連盟(LWF、岸井敏牧師の元勤務先)・世界教会協議会(WCC)チャペル

1964年に建設した現在の建物は世界ルーテル連盟(LWF)と世界教会協議会(WCC)が全体を折半して使っている。その中にあるチャペルは400席。チャペルはデンマークのエリック・モラー設計。中央に4メートルの木の十字架を置き、その前に聖壇を作り、その上をガラスと木材のキャノピーが覆っている。

背後のステンドグラスは神の天地創造を表し、聖壇上の十字架、聖書、聖器具、オルガン、美術品、そのほかの備品や建築材料などが、世界各国の教会からの寄贈品で、これらがエキュメニカルな雰囲気を醸し出している。

ステンドグラスは、デンマークのクヌート・ロレスゴール(KnudLollesgaard)のデザイン。

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礼拝堂会衆席
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聖壇 十字架
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説教台
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ロビー
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B ロマンモティエのスイス最古の教会と修道院(教会はカトリックとプロテスタントの共同使用)

ロマンモティエは古くからある谷あいの小さい村。ここに初めて修道院ができたのは紀元450年ごろ、ジュラに住んでいた2人の兄弟修道僧によって設立された。その後、修道院は活性化され、753年にはローマ教皇ステファノ2世がロマンモティエに滞在して、ここの教会を使徒ペトロとパウロに奉献、修道院をローマ教皇の保護下に置いた。

14世紀から15世紀に黄金時代を迎えたが、16世紀には宗教改革の影響により、プロテスタントに属する教会になった。1899年から1999年にかけ、なるべく当初の形になるように建物の修復が行われた。教会の今の形は10~11世紀のもので、ゴシック様式、玄関は12世紀のもの、ポーチは13世紀のもの、内陣は14世紀のもの、ステンドグラスは20世紀のもの。

1973年には、ここでカトリックとプロテスタントが合体して、いわゆるエキュメニズムの教会、キリスト教会の一致を表す教会となった。

FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねる旅(52)スイス1回目視察シリーズ⑨最終回 西村晴道

静かな谷あいの村、ロマンモティエにある教会と修道院。緑の中にオレンジの屋根と黄色の石壁が目を引く。

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平面図
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礼拝堂背面
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礼拝堂正面
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聖壇部改修中
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美しい村
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1999年5月3日当時

スイス2回目視察シリーズ、2003年9月6~15日も4人で頑張った。

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西村晴道

西村晴道(にしむら・はるみち)

1948年、靜岡県生まれ。一級建築士。法政大学工学部建築学科卒。住友建設株式会社入社・退職し、アメリカ合衆国ソービック建築設計事務所短期留学を経て、1984年、西村建築設計事務所開設。現在に至る。ルーテル学院大学第10回リード賞(キリスト教芸術分野)受賞。日本福音ルーテル静岡教会会員。著書に『FINE ROAD―世界のモダンな教会堂をたずねて』(イーグレープ)。

■ 一級建築士事務所 西村建築設計事務所ホームページ
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